モルフェウス「ロボ作成型運転アタッカー」

●ピュアブリード運転攻撃型

▼コンセプト

 諸氏等はロボットが好きだろうか?

 筆者も好きである。大好きと言っても過言ではない。

 なら、ロボットが好きな諸氏等や筆者はどんなプレイをするべきであろうか?

 無論、答えは決まっている。

 メタリックガーディアンRPGを購入し、プレイする事であろう。

 色々なロボットを作る事が出来る。パイロット演出もガチャガチャできる。

 そもそもとして、ロボで遊ぶと言う周囲とのコンセンサスも最初からとれている。

 

 それでも、だけど、ダブルクロスで、DX3rdで、ロボットを使いたい。

 現代異能バトルでロボットをやりたい。

 オーヴァードとしてロボで戦いたい。

 ロボで攻撃したい。活躍したい。

 そう思ってしまったアナタは業深い。

 

 だが、その業……筆者もまた、背負っていない訳ではない。 

 

 

▼環境

 レギュレーションは初期作成・フルスクラッチを想定。

 使用するルールブックは「基本1」「基本2」「上級ルールブック」「エフェクトアーカイブ」とする。

 また、「エフェクトアーカイブ」を採用する以上、エフェクトは全て「エフェクトアーカイブ」による改訂後の記述に準拠するものとする。

 

 

▼シンドローム

「モルフェウス」

 今回はそんなわけで投書の希望に沿って「モーフィングロボ」を作成しつつ、「マシンモーフィング」で防具を買い漁り、これらでもって殴る蹴るの暴行をジャームに加えるビルドであるわけだが、そもそも「モーフィングロボ」は「ヴィークルモーフィング」のLvが5でなければ作成できず、「ヴィークルモーフィング」は素の最大Lvが3であるため、クロスブリードやトライブリードではDロイスやユニークアイテムの支援を受けつつ侵蝕率を高めなければ、そもそも作成が不可能である。今回は初期作成かつ選べるサプリメントも限られているため、現実的に選択可能なブリードはピュアブリードとなる。

 

 

▼能力値・推奨ワークス ・技能

能力値:「肉体2・感覚4・精神1・社会2」 経験点追加なし

ワークス:「レネゲイドビーイングC」 ルルブ2記載

技能:「初期取得技能+運転Lv4+意志Lv3」 10点経験点追加


 今回、ワークスは精神能力値0の穴をボーナスで埋められる「レネゲイドビーイングC」を選択した。普通だったら運転技能を持っているワークスを選ぶところなのだが、今回は「マシンモーフィング」を利用したいという投書希望であるため、最大限生かせるレネゲイドビーイングを選択した。「マシンモーフィング」は意志技能で判定を行うため、「オリジン:レジェンド」で気軽に達成値が稼げるレネゲイドビーイングは好都合なのである。

 また、運転攻撃の強みは運転技能のLvアップに必要な経験点が最初安い事なので、ここを最大限活用して、最大Lvの4まで振りきっておく。意志Lvも「マシンモーフィング」を扱う都合上出来る限り欲しいため、こっちにも振る。



▼エフェクト

「ヒューマンズネイバー」 Lv1

 レネゲイドビーイング自動取得エフェクトその1。

 ガードを行う関係で「暴走」を避けたいビルドであるため、普通にありがたい。

 

「オリジン:レジェンド」 Lv1

 レネゲイドビーイング自動取得エフェクトその2。

 「マシンモーフィング」の為だけに取っている。

 こっちは知識判定などにもバフが乗る為、仮にLvを伸ばすならこちら。


「ヴィークルモーフィング」 Lv5

 これがないと始まらない。

 一度作ってしまえば行動値低下3で攻撃力15、装甲18のバフと思えば実は普通に強い。

 モーフィングロボ、アァクショォン!


「スーパーランナー」 Lv1

 移動エフェクト。

 モルフェウスは自前で移動エフェクトを持たないため、汎用エフェクトの此方を採用。

 これがないとロボを呼び出しながら移動ができない。

 

「巨匠の記憶」 Lv1

 運転攻撃ビルドにおけるメインウェポン。

 今回は「エフェクトアーカイブ」環境なので「エースドライバー」は使えない。

 そのため、こっちである。

 運転に使えないと思うかもしれないが、普通にエラッタが出ているので問題なく使える。

 詳しくは公式サイトを確認して欲しい。

 運転の他にも芸術、知識、情報の判定に使えるのでミドルでも有用な嬉しいエフェクト。

 とはいえ、攻撃起点に欲しいだけなのでLv1で十分。


「コンセントレイト」 Lv2

 いつもの。


「砂の加護」 Lv2

 モルフェウスの誇る万能ダイスバフエフェクト。

 全判定これで何とかする。

 攻撃時はこれで命中値を稼ぎ、ミドル時はこれで達成値を稼ぐのだ。

 本当は最大Lvで取得したいのだが、経験点がたりない。

 

「マシンモーフィング」 Lv1

 今回、利用してみたいと投書があった御題エフェクト。

 購入判定を意思技能判定に置換し、さらに達成値を+Lv×2するというエフェクトである。

 残念ながら、組み合わせ不可エフェクトなので「コンセントレイト」が乗せられない。

 だが、「オリジン:レジェンド」や「砂の加護」はそれぞれ別タイミングなので問題なく乗る。

 本来モルフェウスピュアが使って強いエフェクトとは言い難いため、Lvは1止めである。

 


▼アイテム

 せっかく「モーフィングロボ」のお陰で装甲が18もあるので、装甲値やガード値をさらに稼いでおきたい。とはいえ、精神が低い関係で暴走してガード値は生かせない可能性があるため、優先するのは装甲である。今回は「マシンモーフィング」でのセッション中購入を狙う為、ひとまず常備化するのは暴走対策と「マシンモーフィング」の援助を兼ねる「思い出の一品」だけである。



▼Dロイス

 基本的に好きな物を取っていい。

 モルフェウスピュアは火力が伸び悩むため、お勧めは火力増強系のDロイスである。どれを取るかは完全に好みの領域だが、折角のピュアブリードなので、「申し子」をとって「アンプリフィケイション」を採用したりするのも悪くないだろう。

 


▼運用

 まずはミドルで「マシンモーフィング」を使ってロボの部品こと盾やら防具やらを集めていく。60%未満でも「思い出の一品」+「オリジン:レジェンド」+「砂の加護」+「マシンモーフィング」でダイス4個に固定値9が付くため、割といろいろな物が買える。狙い所は「クリスタルシールド」、「UGNボディアーマー」、「ハードコート」の三種である。特に「UGNボディアーマー」はコストパフォーマンスが非常に優れているため、優先して狙っていきたい。また、「マシンモーフィング」は1シーン1回制限であり、購入判定も当然1シーン1回であるため、機会は限られている。GMが許すなら出来ればオープニングシーンから購入を狙っていこう。

 戦闘時は、集めたロボパーツこと防具を身に纏いつつロボを作成し、攻撃力15の運転攻撃を叩きつけるだけである。

 


▼カスタム

 今回はユーティリティを優先して「砂の加護」を採用しているが、戦闘時の命中率だけを気にするならオミットして「サポートデバイス」などに付け替えるのも手である。80%制限だが、戦闘となれば侵蝕率80%などあっという間に届いてしまうため、大して気にならない。とはいえ、ミドル戦闘も意識するなら、「サポートデバイス」軸はやめておいた方が良いだろう。もしくは「巨匠の記憶」をLv7まで振りきるという手もある。

 いずれにせよ、命中値を優先すれば「マシンモーフィング」で購入できる装備品の範囲が著しく狭まる為、気軽にお勧めはしない。

 また、そもそもとして「マシンモーフィング」は思い入れが無ければ採用しなくても良いエフェクトであるため、いっそのこと抜いても構わない。その場合はワークスも適当に運転が得意で精神にボーナスがある他に何かに差し替えると良いだろう。ついでに命中値稼ぎも「巨匠の記憶」一本に絞ればより省経験点である。これなら、大分経験点を浮かせる事ができるため、初期作成時点でも「クリスタライズ」に手を伸ばす事が出来る。


 

▼成長

 何はともあれ、まずは「砂の加護」のLvを最大まで振り切りたい。その後、現状では火力不足は否めないため、ひとまずは「クリスタライズ」の最大取得を目指す。

 また、折角硬いビルドであるため、仲間を守れる「砂の結界」の取得も有効と言えるだろう。その後は命中が物足りなければ運転技能Lvを伸ばし、もっと購入判定を有利にしたいなら「マシンモーフィング」の指定技能である意志技能Lvを伸ばす。

 あとは火力だが、火力はそもそも、モルフェウスピュアは伸び悩む定めにあるため、気にする場合はDロイスで補強するかサプリを増やす他ない。開き直って「レインフォース」や「錬成の掟」を取るのも手だが、「サポートデバイス」や「創造の御手」などで爆発的に命中ダイス数を増やし、命中達成値を稼いでボーナスで無理矢理ダメージダイスを増やすという手もある。

 

 

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る