私と交霊術
「・・ん?」
今の人、
どうしてあんなモノ
「って、事がありました。」
帰るなり、
いきなり
「持って帰ってくるな。」
と、言われ。
頭を
ぶっ飛ばされ消えています。
「多分、
そいつは
「
俗に言う、
何かを
「
・・遊びの感覚で、そういう事に手を出すとは。」
馬鹿だとしか思えんな。
そう言って鼻で笑う
かなり
「あれって、危険なんですよね?」
私も子供の頃、
クラスメートに
怖がりだった私は必死で
「しない!」
とキッパリ断った為、
参加はしていないが。
あの時は、結構クラスメートが
「そもそもあれは、
術者が行っていた術のうちの一つだ。」
私の話を聞いて、
溜息をついた
「そうなんですか?」
「あぁ。
しかし、一般の人間がよく知る方法は、
本物の術の方法は、
「不完全な術って、
以前、
私は
その時に、彼が言っていたのだ。
『いいか?
言葉や手順を完全に覚えるまでは、
自信の無い術を使ってはならない。
術に使われる言葉や動作、
それらには全て意味がある。
もし1つでも間違えたり、
手順を飛ばしてしまったりすれば、
その術は不完全となり、必ず失敗する。
そして、失敗した術は全て
それを行った術者へと返るだろう。』
「『しかも、
不完全な術はどんな物になるのか予想できん。
より危険にはなるがな。』
って、教わりました。」
「そうだ。」
よく覚えたな?
間違えれば漢字書き取りの刑なんで。
説明を続ける。
「不完全なあの手の術で
怖がらせて遊ぶその辺の
もしくは・・ヒトの成れの果て、だな。」
「変化した奴っすね。」
アレを呼んだら、
とんでもない事になるな。
思わず寒気に
彼は鼻で笑った。
「まぁ、遊び半分でやる奴には
似合いの
・・間違っても、
お前は
猫以外も殺すかもな?
その言葉に固まる私を横目に、
視線を本に落とした
静かに笑ったのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます