剣さんと特撮番組
私は特撮ヒーローの番組が好きだ。
他の仲間もみんな好きだけど、
特に気に入っている。
今日も一緒に観た後、
感想を話し合っていた。
「いや~、やっぱり最高だな!」
「そうですよね。
最近はCGも凄いしカッコいいけど、
やっぱりスーツアクターの演技がいいですね。」
アクションも、武道の動きを取り入れているし。
「だよなぁ!
観てるだけで何かぶっ飛ばしたくなる!」
「観てたら体動かしたくなっちまった。」
「あの大通り辺りにいましたよ。」
「そんな弱っちいのじゃなくてだな・・。」
そんな事言われてもなぁ。
私の命と引き換えになるし。
「間に合わなかったか。」
「あ、
今日は
観たいって言ってたのに。
このヒトが遅れるなんて珍しいなぁ。
「仕事が入ってしまってな。
一応、急いだのだが・・。」
がっかりしてる。
「大丈夫です。
ちゃんと録画しときましたんで。」
後で一緒に観ましょう。
「すまない。・・ところで、あいつは」
あ。
「キイイィィィック!!」
「・・!」
しかし、
クロスカウンターで
そのまま床に倒れた
レフェリーがカウントを取ります!
「1!2!3!!」
試合終ー了ー!
「綺麗に入りましたね。」
「大声で叫べば、誰でも気が付くだろう。」
ですよね。
あ、溜息ついてる。
「で、どうして
「特撮観てたら、
体動かしたくなったって言ってました。
その時に
「まったく・・。」
「でも、
とっさに
凄い反射神経だ。
「あれ位なら、誰でもできるだろう。」
「誰でも、は無いと思います。」
車を
こけて全治一週間の
私には無理だと思います。
「体が勝手に動くからな。
現に、
「
このヒトも、武闘派だったの忘れてた。
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