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個人企画、あなたの物語を『読み、楽しみ、評価します』の主催者、ダハーカです
此度貴方の作品を読ませて貰いましたので、評価を致します。
総評は、何らかの示唆をタイトルによって感じさせながらも無理な制限によりそれを放棄してしまっている、です。
もっと言えば貴方の個性を文字制限という重さで押しつぶしています。
貴方は全力を尽くせば全くの別物になりうる逸材であるにも関わらず、それをすべて殺しています。
貴方の様などんでん返しを好む様な人のストーリーには丁寧な描写と、ミスリードを誘うほどの説得力が必要です。
140字小説なるものがあるらしいのですが、そんな物は関係ありません、描写が少なすぎます。
超ショートショート形式には文字の少なさ故に適したテーマと適していないテーマの差が非常に大きいことをご存知なのでしょうか。
もしかして意味がわかると面白いor怖い話の系統を目指したのかもしれませんがあれも文字に起こせばそれなりに数はあります。
ただでさえ制限された厳しい字数に加え、視点変更という文字を多く使って描写する手法を用いては極限まで削らなければなりません。
むしろ謎を残そうとしすぎて読者の熱を、面白いと思わせる方向ではなく、話を解くという方向に向かわせてしまっています。
しかし描写の少なさ故に明確な答えはなく、もしそれを狙っていたとしても想像の余地がありすぎて面白いものを読んだという感覚がありません。
貴方の全力はこんな物ではないはずなのに、自分で自分の首を締めてしまっています。
ストーリーを考える力はあるのですから貴方独自の世界観を活かすことは出来るはずです。
此度は応募していただきありがとうございました。
もしかして、実は全員赤の他人ってことですか?