第二葉 吾輩はトラである(ニャーマンドラマ)
我が輩はトラである。虎ではない。トラである。この
いやー、大したことじゃございやせん。自分の道ってヤツを進んで来たらこうなったってだけですニャ!
男ニャ男の道ってもんがありましてですね……、女? いやいや、残念ながらそんな
え? 喧嘩ですかい? 馬鹿いっちゃーいけねーです。連戦連勝負け知らず。猫パンチ一発で相手をノックアウトってやつですよ。お陰で「
一応飼い主ってものがいますが、殆ど野良みたいなもんです。自由気ままな
まぁ、そんなときはご主人様であっても
最近、特にいけねぇのが「トラちゃん」って呼ばれることです。最後に「ちゃん」なんて付けやがった日には返事なんて絶対しやしません。少しはこっちの身にもなって貰いたいもんです。猫界のプリンスが「ちゃん」なんて恥ずかしくて街を歩けねーってもんです。あれだけは
「トラちゃ~ん。朝食出来たわよー。屋根から下りてらっしゃーい」
おっといけねぇ。そろそろお
「はいはーい。ご主人様、いま急いで行きますニャン! ニャンニャンニャン♪」
- FIN -
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