第13話 おせっかいなかみさま

夜の海岸を散歩していると、僕は偶然かみさまとすれちがいました。

僕は「こんばんは」と会釈をしてとおりすがろうとすると、

かみさまはいいました。

「おまえはもっと努力するべきだ。そうしなければよくならない。」

突然何を言い出すのかと驚き、僕はかみさまに聞き返しました。

「そうなんですか?何を努力すれば、何がよくなるんでしょうか?」

するとかみさまはあきれたように、フンとため息をつき、言いました。

「そんなことは自分で考えるべきだ。子どもじゃないんだから。」

僕は腑に落ちないまま嫌な気持ちになっておうちに帰りました。

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