28 セカイノオワリ

「―― 俺ハ、勇者。魔王ヲ、倒ス、モノ」


 片言で暗くておかしいが、それは紛れも無く、聞きなれた親友の声だった。

 神楽達樹。俺の親友にして、この異世界に落ちるキッカケらしき場面に共に立ち会った者。

 瓦礫で出来た崖を何とか登り、その姿を確かめる。

 ……っ。


「勇者様方に警告します。これ以上戦っても、貴方達が求めるような事は起こりません。貴方達が願い求める、人族のみが安心して暮らせるような、そんな理想的な未来は訪れないのです!」


 フィオルの言っている事は至極当然の事である。

 フィオル自身、政治にはあまり携わっていないらしいが、だからこそ分かる。

 この魔族領の者達は『魔王という存在』を崇め奉ってはいるが、直接統治されている者はいない。言ってしまえば、魔王とは日本で言う天皇陛下のような人なのだ。

 重要な役職ではあるが、国内の政治は別の機関が請け負っているような。会う事は出来るが褒めてもらえるだけで、直接命令されたり、こっちから触れる事はほとんど出来なかったりする人物。しかもこちらには魔法の存在もあって、領民による彼女の見え方は『神』に近い。

 声は聞こえど、遥か天上の存在なのだ。

 こう言っては悪いが、彼女がいなくても魔族という種族は残るだろう。魔王が死んだからと言って、魔族全体も死に絶えるわけでは無いのだ。

 現に、女王自身が政治に関わっていなくても世界は回っている。


 ……だが。

 あいつは。タツキはそれを一切聞いちゃいない。

 そもそも聞こえていない。

 短かった黒髪は少しだけ伸びているが、極僅かな変化だろう。

 しかし、黒かったはずの瞳は紅く、怪しい輝きを帯びていた。

 赤ではなく、紅。

 炎のような熱ではなく、鮮血のような黒味を含んだ冷たい瞳。

 そして瞳そのものが輝いているのに、目には生気が見受けられず、光が灯っていないのだ。

 明らかに、様子がおかしいのである。


「そん、な……ありえない……っ」


 横にいたルディが、へたり込んで呟いた。

 ルディの視線は、フィオルと対峙するタツキにのみ注がれている。

 タツキにばかり目線が向いていたが、彼の後ろにはどことなく見覚えのある連中が居た。

 中にはいかにも年下という感じの奴がいるのだが……。

 あぁ、らこっちは年上で大人の先生がいたわ。あの女の子もたまたま学校に居たのだろう。

 その子の着ている制服はボロボロになっているが、泉校の中等部が使っているもの。かなり汚れており、一部破けてしまっている。とてもじゃないが見ていて目のやり場に困るほどに。

 更に見覚えのある人物が数名。

 タツキを含め現れた5名は、明らかに異世界からの召喚者であり、同郷の者であった。

 俺達が賢者一行として召喚されたなら、あいつらは勇者一行。場合によっては、というか今この状況ですら既に敵対関係にある。

 少し様子はおかしいが、彼は勇者。その大意は、悪をくじき、弱きを救う者。


 今のタツキは、勇者と言うのは少し憚られる見た目であるが、勇者と呼ばれる立場なのだろう。他の4人がボロボロの制服に身を包む中、タツキだけは若干立派なマントを羽織っているのだ。元は良い生地なのだろうし、国の徽章っぽい細工を留め金にしてあるが、裾はボロボロで薄汚れている。

 その手には真っ白な剣が握られていた。

 見た目は美しい、光沢のある白い剣。柄も鍔も雪のように真っ白で、傍目から見れば美しい【聖剣】にでも見えそうな片手剣である。

 しかし。

 俺がレベル25で覚えた、技能:不可思議可視化。これはどうやら、普通なら見えないモノを魔力と引き換えに見えるようにする技能らしい。

 普通なら見えないモノ。たとえば幽霊だとか、オーラだとか呼ばれる類のモノの事らしい。制御を忘れていると、視界が真っ白になる程の光に眩んでしまうちょtt危険な代物だ。

 その技能を使って見たところ、あの剣はどうもおかしい。

 その両刃の刀身は真っ白なのに、その剣全体から、真っ黒な煙のように見えるオーラ――生物なら誰もが発する魔力が漏れ出して可視化された状態のもの――を放っているのだ。

 魔法剣と呼ばれる、剣に魔力を込めるだけで魔法が発動出来る剣からオーラが放たれる事はよくある。だが、黒というのも色々あって、澄んだ黒と、いかにも濁ったドス黒い色の時もある。

 あの白い剣は、ドス黒い、不気味なオーラを放っている。


「勇者が召喚されたのはたった一ヶ月前のはずです! なのに、何故……ッ」


 ルディが叫ぶ。

 一ヶ月もあれば、人族の領地からこっちまで来る事も出来るだろう。

 何故そんなに驚いているのか――



「―― 何故、レベルが100を越えているのですかッ?!」



 100?!

 ちょっと待て。ちょぉーーーっと待て。

 100って、今の俺のレベルに4をかけたらちょっと越えるくらいのレベルだよな。


「ルディ。……マジ?」

「っ、本当、です。ありえない……たとえレベル1の時から一ヶ月ずっと戦っても、レベルは60までしか上がらないはずです……。ルーヴォルクさんがそうでしたし!」


 ルディが持つ技能:鑑定。

 ファンタジーの異世界転生ものの小説なんかでは、よく主人公が持っているスキルである。対象の、ある程度までの情報を手に入れられるスキルだ。

 その情報の中には、レベルも含まれる。

 ルディが言ったとおり、体力や魔力の限界を超えてまで一ヶ月間モンスター退治に勤しんだとして、レベルの初期値が1だとしても、60まで上げるのが限界である。倒すモンスターにもよるが、誰がやってもそれくらいなのだそう。

 ルディの鑑定が間違っていた事は無かった。レベル相応の強さを持つモンスターが大量にいたし、場合によっては対象の弱点も分かったのだ。

 ルディ君、賢者よりもチートである。



「一度、会談を提案します。貴方が見ようとしていないものを、見せたいのです」



 ……。

 フィオルの声で、我に返った。

 既視感、デジャヴ。

 そういった映像が、ノイズ混じりに脳内で再生される。

 それはまるで、古いテレビに走る灰と黒と白が線を描いて、映し出された光景を邪魔するかのような。

 だが、映像の一端が見えただけで、思い出す。



『一度、会談を提案する。貴方が見てこなかったものを、見せてあげる』



 そうだ。あの時、彼女はそう言った。

 そして出て来た選択肢。



 魔王の会談に応じますか?

 Yes or No



 そう、だ。

 そうだった。

 あの時、俺は言おうとしていたのだ。

 あの時。タツキが選択した回答を、次こそは変えるために。


 「会談に応じるべきである」……と。



「俺ハ、魔王、ヲ―― タオス!」

「タツキ! ダメだ! 魔王を倒したら――」


 気が付けば、タツキはあの禍々しい剣を振り上げていた。

 度ズ黒いオーラ、いや、最早瘴気ともいえる何かが、スキルを使わなくとも見えるほどの濃さで、剣から溢れ出した。

 無表情のまま、タツキはそれを両手で振り下ろす。

 途端、その振り下ろされた剣撃は鋭い衝撃波へと変わる。

 衝撃波はドス黒い正気を含み、纏い、瓦礫の床を破壊しながら一瞬でフィオルへと激突した。

 瓦礫が吹き飛び、瘴気の通った跡を黒く染めながら、見るだけで受けてはなら無い物だと分かる攻撃を、フィオルは黙って受け入れた。

 彼女なら結界を張る事も、避ける事も出来ただろうに。

 魔王、なのだから。

 ……。



「これが、答え。……そう、ですか……。残念……で……」



 衝撃波は、フィオルの身体を無情にも切り裂いた。

 結界は無い、何の抵抗もしていない、威力そのままの攻撃を受けたフィオル。フィオルはその衝撃で、かろうじて残っていた後方の壁に打ちつけられた。

 彼女の軽い身体から、人間が出せるようには思えない不吉な音が響く。

 肩から腰にかけて、ドレスと一緒に真っ白な肌がバクリと口を空けている。

 壁から白煙が上がり、彼女がめり込み凹んだ壁から、刹那の後、フィオルが崩れ落ちた。

 瓦礫が瞬く間に真っ赤に染まり、反対にフィオルの肌が青白く染まっていく。

 何が起こったのか。

 一瞬で、それは起こっていた。


「フィオル、ちゃん……? フィオルちゃんッ!!!」


 ハルカさんが、叫ぶ。


「大丈夫、今、治すから。助けるから!」

「……――」


 回復魔法は、傷付いた者が生きていさえいれば効果がある。

 しかし……。

 発動すれば見えるはずの魔法の光が、一向に現れない。


「そんな、どうして?!

【 風よ 水よ 癒しの光よ 応えなさい!!! 】 『ハイヒール』ッッッ!!!」


 言葉は荒々しく、しかし丁寧に。

 ありったけの魔力を込めても……発動しない。

 ハルカさんが、真っ白できれいだった服が真っ赤に染まっても、その腕に抱えるフィオルを懸命に治そうとしている。それを嘲笑うかのように、真っ白だった瓦礫が真っ赤に染まっていく。

 手遅れなのだ、と。

 ハルカさんの手に込められた、ありったけの魔力が空気中に霧散していく。

 魔法は発動しなくとも、魔力は減ってしまうのだ。


 回復魔法:ハイヒールは、かなり上級の魔法。問題無く使える基本や初級、俺が最近になって、ようやく使えるようになった中級よりも上の、上級魔法。

 ハルカさんは回復魔法に限り、上級よりも上の特級魔法まで使えるようになっている。

 しかし、魔力量(MP)はレベルに応じて増えるもの。上級魔法はそれなりの魔力を喰い、更にそれにありったけの魔力をつぎ込んでいるのだ。

 すぐ、魔力が枯渇してしまったらしく、ハルカさんはフィオルを強く抱きしめた。

 その瞳を、潤ませながら。

 喉が潰れんばかりの、泣き声を上げながら。


「……タツキ」


 そんなハルカさんを背に、俺は未だに様子のおかしいタツキを睨み付けた。

 他のみんなは、ハルカさんとフィオルを取り囲むように座っていた。

 マキナはハルカの背に手を置いて、少しでも足しになるならと自らの魔力を分け与えている。実は危険な行為なのだが、マキナは手先が器用で、俺にもしてくれたことがあるし、大丈夫だろう。

 クラナ先輩は状況に頭が付いて行っていないらしく、マキナの横で目をパチクリさせている。

 先生は自分なりに回復魔法を試しているようだ。

 イユは少しでもフィオルを温める為に、とても温かそうなブランケットを取り出していた。鮮やかなオレンジ色がすぐに血に染まって、真っ赤になってしまったが。

 ルディだって、ハルカさんよりも冷静なのか、回復魔法を小刻みに使っている。魔力をありったけ込めるのではなく、威力は低くても連発させる事を重視しているようだ。


 先輩以外は、それぞれがフィオルを助けようと必至になっている。

 後ろを見ていないというのに、みんなの状況が手に取るように分かる。

 今の俺は、冷静なのだろうか?

 目の前のタツキに、モンスターに対するような感情が湧き出てくるのだ。

 倒しても良い相手。

 殺しても、仕方が無い存在。

 ゲーム画面越しに見る、1と0の羅列が織り成す所謂架空の敵を相手にするかのような。

 無機質な感情、それでいて身体が疼く。

 心が逸る。

 これまでに感じたことの無い感情。

 今すぐにでも目の前の『敵』を排除したいと、声には出さなくとも胸を掻き毟りたくなるような。

 ……。

 ああ、何と無く分かった。

 これは、憎しみだ。


「タツキ、何があったのかは知らないが……」


 レベル差? 関係無いね。

 とにかく今は、一発でも良い、こいつを思いっきり殴ってや――



 ―― バキン……



 ……る?

 決意、したはずだった。

 だが、不意に頭に響く、亀裂の入るような音。

 後ろから聞こえた気がして、敵を前に振り返った。

 城が崩れるのかと、そう思った。

 あまりに大きく、頭に響いてきたから。

 だが……。



 そんな『小規模』な話じゃ、なかった。




 ―― 世界に、亀裂が走ったのだ。




 既視感。あの時ゲームの画面越しで見ていただけの景色。世界全体が小刻みに揺れ、空中には白く亀裂が走り、風景がボロボロと崩れていく。

 亀裂により剥がれた部分は、何も無い。

 剥がれ落ちた世界の欠片は、何も無い空間に吸い込まれて消えていく。


「なん、だ、これ」

「っ、タツキ?」


 声がした方を振り返る。

 小刻みな揺れは、意識しなければ倒れるレベルの大きさで、タツキは剣を取り落とし、片膝を瓦礫の床についていた。

 その瞳は、俺のよく知る黒。邪悪さは欠片も無い、純粋な黒。


「……スイト、俺……、っ! っぶねぇ!」


 視界が、強制的に上を向く。

 タツキが急にタックルしてきて、後ろに倒れたからだ。

 後頭部を強打……は、タツキのおかげでしなかったが、それでも急に動いたせいで目眩がした。

 しかし、ガスッ、と、横で物凄い音がして、ムリヤリ焦点が合わされる。

 俺は思わず、音のした左側を向いた。

 そこには、依然ドス黒いオーラを放つ、真っ白な剣が。


「……ッ!」


 持ち手はいないはずだった。だのに、その剣はカラカラと瓦礫の欠片を落としながら5メートルほど浮かび上がり、その切っ先を俺へと向ける。

 そして、一気にこちらへ――


「てやぁっ!」


 そして、また一気に視界が回転し――


「……サンキュ」

「いや……俺がやったことに比べたら、礼なんて無くても良いくらいだ」


 ああ、うん。お礼を帳消しにするほどの痛みがあるけども。

 横へ転がるようにして避けるが、整備されたわけではない瓦礫の上だ。自然と擦り傷や打撲が出来るのは仕方ない。回復魔法が一切使えないわけではないので、とりあえず傷む部分にだけかけておく。

 まあ、気持ち程度の効力しか持っていないのだが。


「言い訳をするつもりはねぇよ。だがこれだけは言わせてくれ。さっきのはわざとじゃない。あの剣が俺を操ったらしいな……。まあだが、俺の事を許さなくて良いぜ、何であろうと、あの子を……魔王を傷つけたのは俺だ」


 理性のある、知的な目。タツキはバカっぽい所があるが、頭は良い奴だ。実際、テストの点数は良いからな、こいつ。いつも「似合わない」とか言って破り捨てていやがるが。

 何でそんな事をするのか、その理由を俺は知っているが、ここではあまり重要でも無いので省略しておくぞ。語ると長くなるし、そんな暇は無いのだ。

 機会があれば語らなくも無い。一生無いと思うけどな。


「なあ、あの剣を壊せば、この景色も元に……」

「それはない。覚えているだろ、ゲームの『世界が崩壊しちゃったエンド』の条件」

「……五つの柱たる存在を、壊してはならない?」


 あ、覚えてた。やっぱりこいつは、頭が良いし、記憶力が良い。


「そう、フィオル……魔王はこの世界を支える五つの柱たる存在の一柱だ! フィオルが瀕死になっているから、この世界が崩壊しようとしている。おまけに義理でも何でも跡取りがいない! おそらく血統に左右される問題だろうから代用は不可能! どういう事か……分かるよな?」

「―― 手遅れって、事か?」


 タツキの声が震える。

 あぁ、もう。見るからに世界は崩壊まで秒読み状態だし、だというのにあの魔剣? は容赦なくこちらを狙ってくるし!

 もう、終わりなのか……?

 ここはゲームじゃない。終わりは、終わり。やり直し《コンティニュー》なんて出来やしない。


 ……どうする?



 …………どうすれば良い?




 ………………どうする事が正解だ?


 この一ヶ月を何に使っていれば、どうにかする事が出来ただろうか?

 ガラガラと崩れていく世界。亀裂の向こう側は真っ黒のような、白いような、見ただけではよく分からない空間が広がっているだけ。

 亀裂は既に、視界に蜘蛛の巣を張るように広がっている。

 終わり、か。

 あ、これが走馬灯か?

 小さい頃の思い出せなかった部分まで、鮮明に思い出せるぜ。

 案外短い人生だったな。

 ツル、元気だと良いけど。

 あの両親は心配した所で元気に決まっているから、心配しない。


「いや、お前は何でそこまで冷静なのさ……」

「タツキうるさい」

「うるさくないよ?! 驚愕と後悔が2周くらい回って逆に冷静になっただけだから……って、なあ、最後までこんな事を続けるつもりかよ?」

「ま、良いんじゃない? 俺達らしいって」

「……それもそう、いやいやいや、うーん……」


 まったく、タツキは諦めが悪いな。あぁ、だから勇者なのかな。残念な結果になったけど。

 うん、よし。じゃ、俺の生きた16年間は案外良かったって事で。


「はぁ……少なくとも俺は地獄行きだぜ……」

「案外、鬼に気に入られてそのまま鬼になったりして」

「やー、お前が言うと、冗談も本当になりそうでこえーな」

「そうか?」


 魔剣は未だに襲ってくる。俺とタツキはその攻撃を避けながら、亀裂が走りきって、世界の破片が、全て崩れ落ちるまでは生き続けようと、笑顔で腕を交差させる。

 会話などはしていない。親友特権の、お互いの心情を読み解く、一種の技能である。久々に会ったのに、まだ分かるようでよかった。



【 熟練度が一定に達しました 技能:親友真理Ⅹ を獲得しました 】



 天の声さん……。空気、呼んでくれませんかね?

 今、明らかにそういう声を入れる場面じゃ無いでしょ?

 って、聞こえる訳がない――


「っ、避けろスイトぉお!!!」

「えっ」



【 ――ザ……ザザ…… ザ……ザ…… 】



 ……何だ? 今、ノイズが聞こえたような気がする。



【 ――ザザ…… し ザ……しん……お…… 】



 キィン。と、甲高い耳鳴りのような音が、頭に響く。



【 ザ…… 申請を受諾します 神聖存在:コリア の申請を受諾し ワールドコネクションを開始

  …………コネクトが完了しました

  ―― 後を託します コリアさん 】



「やっと、会えた」



 そこには、1人の少女が立っていた。



 そして俺の胸には、深々と魔剣が突き刺さっていた。

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