・敵性地球外生命体（Hostile extraterrestrial life）

通称Hel(ヘル)。太陽系外から月面に侵攻し地球の一部を支配下に置く。生命活動を止めた瞬間に自爆するため細部は未だに解って居ない。巨大な蟻塚の様なものを拠点（Den）とし世界に約300Km程度の間隔で点在している。

2012年現在、Helは種類確認されている。

①蟻型　侵攻の際の中核を担う対人探査能力に優れる種、全長８ｍ～１０ｍ程度。硬い甲羅の様なもので覆われており高速鉄鋼弾でないと貫通しない。一定の負荷で強酸性の腐敗液を出す。

②人型　侵攻の際の中核を担う。体長２ｍ～５ｍ程度。長い槍を生成し（毎秒1本）、それを用いる。腕力も強く上空3㎞までなら航空機をも墜落させる。防御力は蟻型や飛行型に劣る。

③飛行型　人類最大の脅威。全長は3m程度。数は中核2種に比べ少ないが圧倒的な強さを誇る、全体を装甲殻で覆われている。鋭利で強靭な爪牙や火炎で制空権を奪う。

④家形　全長60ｍで現在確認されている中では最も大きい。防御力は人型と蟻型の間位だが圧倒的な戦闘力を誇る。体内でHelを生成でき、頭部のからはレーザーを撃てる。しかし、数は少なく普段は出てこない。Denの規模が一定のものになると確認される。

・第三次世界大戦（欧州戦線、西アジア戦線、中央アジア戦線、東アジア戦線、南北アメリカ戦線）

2034年から宇宙空間での利権争いや、国連の前大戦戦勝国による私物化が齎した影響力の低下と中東の宗教紛争が原因と言われる。大戦初期からICBM弾が用いられ戦線は泥沼化と化した。尚、この大戦で核兵器が20発程度使用された。3年後、どの国も疲弊しきったところで東欧からロシア西端部が突如占領され吸血鬼を名乗る者がゼスタニア帝国地上独立宣言を行う。同時期にアルプスの麓、中央アジアにかけても人狼、獣人を名乗る者が国家樹立宣言を行う（叡智の村、獣人連邦）。そして、3か国合同で人類に対し停戦を呼び掛ける要望書を提出。数カ月前から月で起こって要る事は惑星単位で必要である旨を訴え、戦争参加国は各々の判断でそれを飲んだ。

・魔法

プラハで発見される。魔法を使えるかは個体差に依る。国際機関の統計によると全世界に魔法を使えるとされる者は人口70億人に対して８千万人程度とされる。然し、その殆どが状況改変能力の小さい。（微風を吹かせる、水道程度の水を出す等）状況改変能力の高いものは影響力の高い順にエンペラー、ワイズマン、ロードと呼ばれ全世界に39人いる。その中でも、世界に影響を与える禁術を使える者は13人、都市に影響の与える準禁術を使える者は30人いる。