あとがき

 ある日、私が会社の最寄り駅を歩いていたら、外国人学校に通っていると思われるアジア系の子供がえんじ色のジャケットの制服を着てました。えんじ色のジャケットの制服って日本の学校だとあんまりないですよね。赤い制服格好いい!→赤い軍服の話書きたい! と思ってできたのがこの話です。

 だがしかし、こんなに長くなるとは思わなかった……。気付けばものすごく長い話になってました。そこは反省点でもありますが、この話を書いたことによって学べたことがたくさんあり、とっても勉強にはなりました……! だが次はもう少し短い話を書きたい!


 そんなこんなでどうにか終わることができた訳ですが、これ、その当時考えてた話を全部くっつけてできたものでした、確か。だからアリアちゃんの前身は二人いて、一人は異世界トリップする社会人(名前が亜利亜ありあ)、もう一人は今のアリアちゃんに近い、体の中に鳥を飼ってる金髪のちっちゃい人妻でした。ギルは呪医っていう魔法が使えるお医者さんで、レイジは高校生で、ルリと陛下が親子で、メルティはルリとらぶらぶしてました。こう書いてみるとただのカオス! あーあとオッドアイだったのはルリで、人間と異形の混血でした。異形の王様なのは一緒ですが。


 更に更に裏設定ですが、ドウタのモデルはFF7のタークスなんです……!! だから平服が黒スーツなの……!! レノさん→ギル、イリーナ→シディなんです、カラーリングが。性格は全然違いますが。

 ブリューテ・ドウタは造語で、「ブラッド・ドッグ(血まみれの犬)」をあの人達が喋ってる言語っぽくしたらこうなるかしらという。話の中の人達は英語っぽい言葉を喋っていて、それを私が日本語訳して書いてる感じです。

 途中、ドウタ繋がりで村上春樹さんの「1Q84」を読んだので、頭が活性化して一部文体が村上春樹さんぽくなってるところがあります。読んだ人は多分、どこが? って感じですが、私の脳内フィルターを通ったらこうなったというところがたくさんある……!

 後半は隙あらばあいつらがいちゃつきまくっていたので大変でした。私の意思とは関係なくいちゃつき始める……!


 長らく(二年半くらい?)付き合ってきたこの話も終わりを迎える訳で、多分あとらぶっぽい短編を一本書きたいなあとは思います。とりあえず話の中の皆様、お疲れ様でした! ありがとう! お幸せに!

 読んで下さってありがとうございました!


2013/05/16(木)

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ブリューテ・ドウタ 有坂有花子 @mugiyu

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