第10話


そう言うとベルはくまの胸に手を置く

何故かくまが動けない

何故、どうして、くまの頭の中は戸惑い混乱で埋め尽くされる


ベル「聞コエル、聞コエルヨ。クマサン…貴方ガ生キヨウトシテル音ガ。」

くま「ウウゥ…フザケルナアアアァァアア!」


大きく腕を振り下ろすがひらりとかわされる

憎い、怒り、殺す憎悪がくまを包む


くま「クラエ。」大きく息を吸い込んだ瞬間 くま「カアアァッ!!!!!」


想像を超える爆音と爆風 くまの足元から地面がヒビ割れる程の衝撃


まずいと思った時には真横ににっと笑ったくまが居た


くま「テメェモ、オッセエヨ!」ボコンッ 鈍い音とともにベルが吹き飛び

壁に激突さらに追い討ちをかけるように

くま「オラオラオラオラアァァア!」力強く憎しみを込めてベルへ拳を叩き込む


くま「コレデェ…オワリダアアアァァ!」壁からベルを引きずり出し

その勢いで空を切る程の渾身の蹴りを入れる


ベルは吹き飛び地面へ叩きつけられながら吹き飛んでいき

その場で動かなくなった


くま「ハァ、ハァ…クソガ、手間カケサセヤガッテ。」勝った。。。

その場を離れようとするくま


ベル「…デ、コレガ本気?“先生”モ…モウスコシマトモナ“徒”ツクレナカッタノカナ」


振り向くとそこにはベルが立っていた。くまは冷や汗を流す


ベル「ナンカガッカリ…ジャア次デキメチャウネ?サヨウナラ…戦鬼サン」

嗤いながらベルはくまへ近づいていった


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