第8話


眼帯を捨て、現れたのは…蒼い瞳。

ニッとベルは嗤う。そして次の瞬間……ガブッブチブチ…

肉が引き裂ける音が路地に響く。


ベルはくまの肩に噛みつき肉を喰らったのだ


くま「グアアァァアアッ、キ、キサマアァァッ!」

くまは殴りかかるが、ひらりと避け壁の方へと動いた


千切られた肩はゆっくりだが再生をし始めていた


くま「ウウゥ…オマエ、タダデスム、ト、オモウナ。オレノサイボウハn『知ってるよ?』」


ベル「お前が戦鬼なんて、見た時から分かった。くまさんから臭う私が“大嫌いな人”の臭いもした。だから確信したの。」


くま「ンンッ?…キサマ…」異変に気づくくま


いつの間にかベルの傷が塞がっている


くま「ナ、ナゼダ。オマエ、タダノ人間ノハズ。」

ベル「ただの“人間”だったら、私も幸せだったよ…先生。どうせ高みの見物してるんでしょ?知ってるよ。こういう運命に期待してたのも予想してたのも…だからね?私は“大好きで大嫌い”な先生の為に、見せてあげる。あの時みたいな素敵な光景を…」


私は貴方の期待に応える。

ずっとこれから先も、僕の事忘れられない様、離れられない様。逃げられない様。


そしていつか絶対に…“貴方『先生』を殺す”


ベルは鬼の面を付け

ベル「…待ててくまさん、、今タスケテアゲルカラ。」



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