第2話

ベル「あんの、バカグリズリー…今度の件はタダじゃ済まさない。」

あず「隊長…くまさん、くまさんは大丈夫かにゃ」

ベル「……あず、付いてくるなら無駄口たたくな」


ひたすら走る。周りなんて見えない。

無我夢中でくまの処へ…早く、もっと。。。


ベル「……居る、近くに。住宅街じゃないだけマシだけど。」


あず「隊長、ここって」あずが目を細めて訪ねた。


ベル「ほんと最悪な舞台というか、最高に面白い場所に居てくれるよね。あず知らないか此処はね?私が初めてくまさんと出会って初めて殺しあった“大切な場所”だよ」


そう言いながらニヤリと笑いベルとあずは

禍々しく何処か寂しい暗い路地へ消えていった。


ベル「あず、怪我してるよな。あんまり前出るなよ。腕なくなるから」

笑いながらそう言ってくるベルだが1つも目が笑ってない

ベル「どうしてもっていうから連れてきたけど…。怪我人から肉塊になってもらっても困る。」


あず「大丈夫にゃ…私そこらへんのゴミとは違う。」

そう言いながらナイフを両手からスルリと現した


そして路地が嫌な臭いと生臭さで覆われる


ベル「あのさー、何処で道草食ってんの?お前が食っていいのはプリンだけだろぉ。なぁ…くまさん」


そこに居たのはくまさんではなく

“バケモノ”であった

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