うん、子供の叫び

うん、地中のすべての生き物にとって


どうやら私は、いらない存在らしい


人は私を捨てていく


必要の無いものとして


私は流されるままに身を委ねるしかないのだ


価値の無いものとして


嫌われ、疎まれ、排除される。


せっかく生まれ落ちたからには愛されたかったが、これも運命とあきらめるしかない。


体臭のせいかもしれない。


時に、デフォルメされて描かれることもある。


子供たちは、そんな私の似顔絵を見て喜んでくれる。


実物を見ると嫌な顔をするが、絵ならば受け入れてくれる。


勉強ドリルに使われたりするらしい。


不思議なものだ。


呼ばれ方は様々だが、次に生まれてくるときは、愛されたいものだ。



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