爽やかさがにじみ出ている。
朝ドラというには少し泥臭いが、ならば夕方教育テレビでやってくれてもいい。そのくらいの清々しさだ。
野球というスポーツに打ち込んだことがある人間も、そうしてそうでない方も、一度は読んでみて欲しい。
きっと、ほんの少しだけ、口元に笑みを刻むことができるだろう。
彼らのような野球少年には、是非青春に全力投球して欲しいものである。

夢に向かって突き進む野球少年たちの、地道で苦しい日々の努力。
毎年夏にテレビで見る甲子園球児たちは、いかにも青春真っ只中で、その時期をとうに過ぎた大人からすると大変きらきらして見えます。
しかしあの舞台に立つために、彼らがどれだけ悩み、葛藤し、仲間との絆を築いてきたのか。決して表舞台には現れないものが、きっとあるはず。
本作では技術的なことも分かりやすく書かれており、とても読み応えがあります。続きが楽しみです。

タイトル通りです！

まさにこれから、これから本番というところで終わってますので、とっても続きがみたいです！文章量も短く、よくまとまっており、よみやすいため、これから暑くなる季節、ぜひぜひ甲子園中継を見ながらご覧になることをお勧めします！！！

ダイヤモンド・マギカ。一見してファンタジーのようにも聞こえるタイトルですが、読了して納得のタイトルです。

ものを創り出すこと。努力を続けること。諦めないこと。夢を追い続けること。そんなすべて、人間が使うことが出来る魔法です。
野球への情熱と、大きな夢を描いて努力する青春と。自分が青春を注いだものは何だったか、思い起こさせる一作でした。
また、野球を知らない人でも却って登場人物に感情移入でき、知らないことを知る良い機会かもしれません。

何かを教えられる側だったとき、何かを教える側だったとき。
あなたはどちらの思い出を胸に抱いていますか？
読み終えたとき、そっとその思い出が力になっていると思います。