第7話 隠されたコミュニケーション(1)
人間同士の意思の疎通をきちんとしないと、大きな問題が発生することがあります。
特に、それが人命にかかわるような場合は、注意が必要です。
ずいぶん以前、ぼくはある駅地下の喫茶店でオーダーをいたしました。
ちょうど五月の初旬。今頃の時期です。
「カフェオーレお願いします。」
そう、ぼくは申しました。
すると、意外な返事が返ってきたのです。
「いちごですか、ミルクですか?」
ぼくは、困惑しまた、感動しました。
『さすが、都会ではカフェオーレと言っても、種類があるのか。』・・・
「では、いちごで。」
ぼくは、その「いちごのカフェオーレ」という驚くべき飲み物を、固唾をのんで、待ちました。
「お待たせいたしました。」
『やた!来た!』
ああ、それは「いちごのかき氷」だったのです。
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