第2話  誰のもの? 

 「むかしは、おまえんところは、俺の国だったんだ。」

 「いやいや、そのまたむかしは、逆だったぞ。」

 「いやいや、さらにそのまたむかしは・・・」 

 と、言い合いをしている人がいました。


 宇宙人が通りかかって、言いました。

 「まあまあ、二人とも仲良くしましょうよ。おおむかし、私が通りかかったときには、地球には大陸がひとつあるだけでしたよ。」


 

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