まいくろ詩編集

やましん(テンパー)

第1話  正義の味方

 事前には、まず、現れない

 丁度良いときにも、あんまり現れない

 ことが大体進んでから

 我こそは、と現れます


 でも、きっと、知ってる人は知っている

 わかっている人は、わかっている

 人知れず、何だか涙ぐましい努力もしている


 なのに、一般の人には、普段は姿が見えない

突然現れて、人々の度肝を抜く

 直るはずのない病気が治り

 良くなるはずのない景気が突然過剰反応し始める。 


 それが、正義の味方です

(ぼくではありません)

 時に、独裁者と言われるようになります。

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