第2話

「ADHDだと思うの、お願いだから病院に行ってくれる?」


そう両親に言われて冊子を渡され半強制的に精神科の予約を取られ、行かせられた。

この言葉からADHDという病名がついて回り、自分がそのよく分からない病名のもので、「他の人と比べて変なのではないか」ってことが異常に気に障るようになる。


「精神科で自分のことを話して、話を聞いてもらって薬を貰えば楽になるし、診断されればアンタの性格も許してあげられらる」と言われてしぶしぶ精神科にかかることになり、一番先に医者に言われた言葉が…


「その歳で君が自立してないからいけないんだよ」


だった。確かに当時私は10代後半。でも私は「楽」になると思ってたのにどん底に突き落とされた気分になった。恥をかきに行っただけだった。私が話す前にそんな言葉を浴びせられるとは思わず悔しくて泣いてしまった。


そのあと突然泣いたのを驚かれ「興奮抑える薬処方するから」とだけいわれ、それからこの病院にいやいや通うことになり担当医が変わり医師との前にカウンセラー通いになるが「ふーん、そうなんだ〜」で何も進歩もなく毎回数千円払うのが馬鹿馬鹿しくなり行くのをやめた。


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私と「私」 @mgrss014

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