第10話魔武器を出そう!

~学園内・闘技場~

「いやー…ここはコロッセオか何かか?」


クラスの連中と来たのは学園内に併設されている闘技場。

やたら広い。すり鉢状の客席、中央にはバトルフィールド的な拓けた場所。

確かに闘技場だなこりゃwww


「よーしみんないるな?いないやつは挙手しろー」


「せんせーいない人は挙手できませーん」


「欠席は無しと」


先生…突っ込んであげて…


「とりあえず今から使い魔の召喚と魔武器の製作を行う。といっても注意点は一つ、禁忌召喚はやるな。以上だ。各々グループに別れて代表は魔石をとりに来い」


どこの世界でも禁忌を犯すバカはいるもんなんだな。

まぁんなことはどうでもいい。

武器つくるのと召喚は最後の方でいいか。周りはもう始めてるし。

てかせんせーグループ作れって言ってなかったか?

やめろよボッチにグループ作れは死ねと同義なんだぞ(。´Д⊂)


そんな感じで一人でorzしてると、


「お?転校生一人なのか?一緒にやろうぜ」


おめぇ、いい奴だな…


「ありがと」


「自己紹介がまだだったな?俺はフレア、フレア=バーンだ。一応火の貴族だけど気にしないでくれな」


「よろしくな」


「おう。あとさ、俺の仲間たちが向こうにいるから一緒にいこうぜ」


「あいよ」


かくして、ヒロはバーンと一緒に授業を受けるのであった(CV:立木文彦)


またナレーションが聞こえた。今度は立木さんボイスかwww


「おーいお前たちー」


「どこ行ってたの?」


「転校生のとこにな。一緒にやってもいいだろ?」


「さんせー」


「反対する理由がないよ」


「じゃ決まりだな」


「とりあえず魔石は取って来たぞ」


「いつの間に?」


「君たちが漫才してるときにな」


「漫才してないよ?!」


「まぁまぁ、とりあえず自己紹介しようか?」


「そうね。私はリリーラ=フローリア、水の貴族当主ですわ。」


「ボクはウィン=ストーンズ。風の貴族だよ。」


「俺はランド=グランディ、土の貴族だ。」


水の貴族が、おぜうさまで当主。

風の貴族が、ボクっ娘

土の貴族が、まとめ役


ってとこか?


クイクイ


ん?誰かが俺の袖をひいている?


ふりかえると、なんとも可愛らしい子がいらっしゃいました。


「おっ?サリーも一緒にやるか?」


コクコク


無口なのね。


「でも、なんで俺の袖を引いてたんだ?」


「」ゴニョゴニョ


「なるほど」


「え?サリーの言ってる事が分かるの?」


「分かるぞ。どうやら俺に興味があったらしい。」


「サリーらしいね」


「」ゴニョゴニョ


「よろしくな」ナデナデ


「(〃ω〃)」カオマッカ


「サリーがあそこまでなつくなんて」


「とりあえず武器つくろうか」


「さんせー」


「じゃあ作ったら見せ合おうな」


そう言って各々散って行く。

散って行ったはずだ。なぜサリーは私のそばに居るのでせうか?


「」ゴニョゴニョ


「一緒に作りたいからって…」


「(T-T)」ウルウルウワメツカイ


「ダメとは言ってないでしょ」


「(^o^)」ヤッタゼ


不思議な子だなぁ。ま、いいか。

とりあえず武器をつくろう。


「えーと、魔石に魔力を込めるんだったな」


そんなこんなで魔武器作成完了と。

どうやら俺の武器はリボルバーみたいだ


サリーは…マジか連弩(いわゆるボウガン、クロスボウ)かよwww


「?」クビカシゲ


「使い方がわからないってか?」魔眼展開


「o(^o^)o」ワクワク


「つーかこんな事して調べなくても自分の魔力流せば情報もらえるんじゃ?」


「(・・;)」ソウダッタ


サリーはドジっ娘かwww


見た目ゆるゆりの松本会長なのにwww


「まぁいいや、みんなのとこに戻ろうか」


「(*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)」


とりあえず得意な武器だから安心かな?こっちの世界じゃボウガンや弓があっても銃の類いはないらしいからな。


「お?戻ってきたな?とりあえず見せ合おうぜ‼」


「そんなに興奮すると血圧上がるぞ」


「まだ大丈夫…のはず」


「とりあえず見せるんでしょう?私から行きますわ。カモン、翡翠‼」


リリーの武器は弓のようだ。


「私の魔武器、翡翠は、自身の魔力の向上、水であれば一定の範囲内の操作、打ち出しですわ。自分の魔力を矢にして飛ばすこともできます。」


「じゃ次はボクね‼カモン、シルヴァ‼」


ウィンの魔武器は扇子?ちげぇ鉄扇だwww


「シルヴァの能力は風を操る力、斬撃を飛ばす能力だよ。」


「よーし次は俺なんだけどなんかよくわからん武器なんだよな」


「いいからさっさと出しなさい」


「わーったよ、カモン、紅蓮‼」


出てきたのは一振りの刀のような薙刀のようなモノ。


「へぇ長巻とは珍しい」


「知ってるのか?」


「刀と薙刀という武器を足して2で割ったような武器だ。取り扱いはちと難しいが使いこなせれば近距離は無類の強さになれるかもな。」


「すげぇ‼能力は炎を操る力と自身の加速力アップだぞ‼」


「次は俺だ、カモン、土竜‼」


ランドはガントレットか。


「土竜の能力は、自身の防御力向上と打撃力の向上。土との同化能力だ。」


ある意味最強だな。少し解釈を広げれば土埃に紛れる事も可能になるのか。


「( ̄^ ̄)」ツギワタシ


「おっ?次はサリーか?早く見せてくれ‼」


「щ(゜▽゜щ)」カモン、常闇


「で?ヒロ君。サリーの魔武器の能力って?」


「リリーさんと一緒かな?まぁサリーの場合は一度の射出量が多くできるのと、属性が闇だから闇の魔力を使うのが違いか」


「( ̄^ ̄)」フンス


「すごいですわね」ナデナデ


「(o^-^o)」


やはり小動物的な感じなのか…


「じゃ最後は俺だな、カモン、獅子王‼」


獅子王の名前の由来?44口径だからなwww


「能力は属性別の魔力弾の打出し、魔力充填ってとこだな。」


「属性別に充填出来て、打ち出しができるなら状況に合わせて色々できるんだな」


「そういうこと」


「(*゜Q゜*)」スゴイ


「おーしだいたい終わったな。次に使い魔の召喚だ。さっきも言ったが禁忌召喚はするな」


さーて何があるやら

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