終焉へ続く独白詩
天使
天界に住まう
神が生み出した
神の使い
どんな生物以上
神未満に高貴な存在
私はその存在として
神に目をかけられている存在として
誇りに思っていた
でも
それももう終わりにする可能性が出てきた
笛の管理を放棄した家族たち
すべて私に押し付けて
堕天するまえに天人になった彼ら
人間にその存在を悟られたと
配下の使人から連絡を受ける
その連絡を受けて
私は腹の中で激怒した
その怒りの輝炎は
体をも包んだ
私はなぜ存在しているのだろうか
結局みんなの面倒ごとを抱える受け皿
私はそんなことをするために存在するなら
進んで存在を抹消してやろう
これは
終焉へと続く独白
人が人を終焉へと導き
熾天使が眺める終焉へと続く
独白詩
空から見る星は、儚く悲しい顔をしていた 後藤 悠慈 @yuji4633
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