呆れた話
掲載許可を貰った呆れたエピソード。
私の知人の一人に既婚者がいました。ある日相談に乗ってくれと言われて話を聞きに行ったら
「嫁さんから急に別れ切り出されて、慰謝料払えと言われて困っている」
という内容の相談。
知人が浮気をしたとかDVとかしたわけでなくある日突然離婚して&慰謝料払えと言われたという。
あれこれ聞き取りした結果、どうやら奥さんが浮気→浮気相手に本気→浮気相手と一緒になりたいから離婚→浮気相手から「慰謝料貰って結婚式あげようぜ」と言われて知人に慰謝料請求(今ここ)状態だったことが発覚。
知人も無知だったために払わなきゃとテンパっていたので、淡々と説明して落ち着かせて弁護士を入れました。
弁護士を挟んだ話し合いに何故か呼ばれて参加した時とても呆れました。
こちら側(知人、弁護士、私)相手側(奥さん、浮気相手、偽弁護士)
この構図だけでオチが読めそうですね。
最初は奥さん側の目玉ドコーな発言、浮気相手の「俺らの幸せのためにさっさと慰謝料払ってくださいよ。男だったら愛してる女のためなら一括で払えますよね」という発言。偽弁護士の嘘法律で財産の10割を慰謝料よこせ発言。
笑いこらえるの大変でした。
こちらのターン、まず私が浮気相手の発言を認めるふりして個人情報(浮気相手の両親がいる実家の住所等)確保。
そこから本物弁護士さんのトラップカード【名刺】から正規の法律説明。
偽弁護士には所属事務所と弁護士バッジ&番号の提示、奥さんと浮気相手には慰謝料払うのはそちら側という説明。この時私が「えーっと確か、男だったら愛してる女のために一括で払うんですよね」とニッコリ発言。コップの水かけられたので民事案件追加(コップの水かけるだけでも暴力として扱われます)
偽弁護士逃げようとしたので拘束して通報。
結果、奥さん&浮気相手側が合計8桁の慰謝料支払い。最初は7桁でしたが、弁護士を通さず面会強要、知人の勤務先への突入、結婚前の知人の財産の使い込み(奥さんは結婚前の財産も夫婦協同と思い込んでいた)
慰謝料払うのが自分だとわかった時の奥さんの「本当に愛してるのはあなた! この人とは一時の迷いだった」という一言ほど薄っぺらい言葉はないなと思いました。
ちなみに知人は再婚して子供もいます。
元妻&浮気相手は支払いが滞って赤紙貼り付けられていました。
偽弁護士は余罪もあったらしく執行猶予なしの直通だったらしい。
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