第9話 ユニットを選んで箱を作ろう

 ここでは、ユニットを選んで自分でスピーカーを組み立てよう、その手順を説明しようと思います。


 どういうユニットにしようか?


 基本的に中古での購入になりますが、まず、メーカーを揃えた方が無難です。ウーファー、ツイーターなどを違うメーカーにすると、あまり良くありません。

 うちはJBLで揃えましたし、ほかのメーカーも詳しいわけでもないので、そこを中心にしての説明になってしまします。


 ウーファーは、十五インチ、38センチのものが一般的になります。JBLだけにしても、それなりの種類があり、特徴も違います。

 次にドライバーですが、まず、1インチと2インチの二種類が存在します。それぞれ対応するホーンも違いますが、大型システムならば2インチのドライバーがお勧めです。音の広がりが本当、2インチは別物に感じるくらいなので。

 ドライバーに付随するホーンです。こちらもいろんな種類、カタチがあります。やや特殊ではありますが、ホーンは別のメーカーであっても、やろうと思えばつけられます。音も大事ですが、見た目でも。

 ツイーターは、ほかユニットと比較して小さいです。こちらも種類あります。


 箱をどうしよう?


 実はこれ、重要な部分。

 箱とはつまり、ガワになります。ユニットを入れたり、置いたりする箱なんですが、まずは価格の問題から。

 箱自体を作ってくれるところもあります。が、やはり高い。これも中古で見かけますが、実際に自分の構想に合った箱というのが珍しい。うちは一度交換していますが、できれば変えたくはありませんよね。

 注意点としては、まず見た目。これが気に入らないと悔いが残ります。続いてサイズ。2インチのドライバーは、箱の上に乗せるもので、ホーンも含めてかなり大きなサイズになります。箱が小さいと乗せられなかったりするので、注意しましょう。

 箱にも種類があります。密閉型とか、呼び方もそれぞれ。何が違う? 音の出方が違います。こればかりは何とも言えません。

 ただ、箱のサイズ(リッター、容量)などを目安に、どのくらいの広い部屋で鳴らすのかなど、そうした考察も可能です。


 とはいえ、単純に、縦置きと横置きをした場合を考えつつ、どのくらいの面積があればこのホーンが乗るのか――そのくらいを念頭にしておけば良いのかなと。

 やっぱり問題は、中古で探すのに、それらに合ったのと上手く出逢えるかどうか、ですかね。

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