第8話 どこで音が変わる?
プリアンプとパワーアンプ、それぞれ役目は違いますが、ものを変えれば当然のように出てくる音が変わります。
以前、C20というプリアンプを使っていた時は、音が前に出過ぎて耳が痛くなることがあった。しかし、C22に変えてからは落ち着いている。
また、プリメインを使っている小型スピーカーであっても、パワーアンプを間に入れるだけで、音の出方がすごく変化をする。
どう変わる? どう変える?
こればっかりは本当、試してみないと、わかりません。
まず一つ、当然ですがスピーカーを変えれば、間違いなく出てくる音は変わります。完成された製品であっても、当然です。
たとえばうちだと、ウーファーを130Aというものから、今使っている2205へ変えたのですが、事前に聞いていた通り、2205の方がしっかり低音が出る。印象の話になるが、130Aの方が、低音が軽かった。
コントロールを主な役目にするプリアンプだとて、あれだけの違いがあるのです。もちろん、パワーアンプを変えれば、出てくる音も違ってきます。
うちでは今、高音用に使っているMC275ですが、実はこれ、低音がよく出るアンプです――が、2205の場合、275を使うと、低音が出過ぎてしまうんですね。
MC240の印象は、バランスが非常に良い。低中高、どこを任せても問題ないって感じでしょうか。しかし、単一のパワーが低いため、低音には一台ずつ二つ使うことで補っています。
もちろん、CDプレイヤーを変えるのだって、違いが出ます。
じゃ、CDとデジタル(取り込んだmp3など)では?
はい、違います。どちらが良いとは、一概に言いませんが、違うんです。
こうしてみると、音の変え方は本当にたくさんあります。それこそ、インシュレーターをアンプなどに使うことでも、変化がみられるそうで、ケーブルやコードを変えるとかも、違いがあります。聞き分け難しいけど。
なので、安価なスピーカーだから悪い、のではありません。要は使い方と、やり方次第です。
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