またある日。

暑い。


”てれび”が、今日は真夏日だといっていた。


しかし今はみんなどこかに行ってしまったので、”えあこん”も”せんぷうき”も動いていない。


暑い。


フローリングに横になり、冷たさを受け取ってみる。


しかし、すぐに温まってしまった。


「昼寝がしたーい!」


しーんとした部屋の中で、俺の声はよく響いた。


...これでは寝床探しだけで日が暮れてしまう。


そういえばシャルはどこで寝ているのだろう。


とてとて… 階段を下りて1階へ。


すると北の縁側、普段野菜が置いてあるところにいた。


ここはずっと網戸張りに障子なので、夏涼しく冬寒い。


…盲点だったな。


俺はシャルから少しはなれたところに陣取り、昼寝を始めた。 








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