煙草を吸わなくなった

もやもやした気持ちに包まれたときに

初めて煙草を吸った。

メンソール系の煙草だった。

吸う量を考えず、むせたものだ。


同僚や先輩方も煙草を吸う。

もやもやは消えない。

もやもやが増えてくる。

溜め息と共に。


生きていくとは何だろうと考える。









寿命を縮ませながら考えるとは・・






上司に叱られた。

単純なミスだった。

そういえば昔もどんくさかったなぁ。

窮屈に、無限に広がる苦痛だったことがまた頭を支配した。


喫煙室に掃除のおばちゃんが入ってきた。

濡らした掃除用具を床につけ、


母ちゃんが心配するから止めなさい


一人の私に言った。


問題が多過ぎてパンクしてしまいそうになる人生。

やることやってみるか。

そう思い立ち、私は決意した。

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