エミルは本当に……本当ーーに、好きになる相手を間違えてしまったのかもしれません。きっと最初は、ここまでポンコツとは思わなかったでしょう。
ラプンツェルがキスですか。シンデレラの目を覚まさせるために、やるべきかどうか。

シンデレラはどこまで行っても料理バカなのでした(;^_^A
せっかく甘いキスをしてくれるかと思いきや、またも期待を裏切っちゃってますね。ツッコミ役のラプンツェルは、さぞ疲れた事でしょう。

ここで魚の鱚を連想してしまうのが、シンデレラの凄いところです。
エミルの事が何よりも大事になったシンデレラですけど、それでも料理バカという事に変わりはありませんでした。

本当にいらない情報ですね。シンデレラは大真面目ですけど、周りとの温度差が凄いです。
エミルは精神を病んでいたおかげで、ショックが少なくて済んだのでした。だけどこれじゃあ、喜べないですね。

すみません、せっかく感動してくださったところ悪いのですが、やはりシンデレラはシンデレラでした。
そしてエミルも、精神を病んでいます。エミルがこんな状態なので、一人でツッコまなければならないラプンツェルは大忙しです。

当たっちゃいましたね、キスの予感。

どうしてこうなったか。
実はこのキスは兄のアイディアなのです。「キスと魚の鱚を間違えたら面白いんじゃないか？」と言われて。
出来上がった内容を見せたら「誰がこんなシリアスな場面で使えと言った！」って言われました。

エミルもショックだったでしょうね。せっかくのキスのチャンスだったのに。

シンデレラはどこまで行っても料理バカでした。
キスと言えば鱚、接吻なんて頭にありません。

エミルも自分のために必死になってくれるのは嬉しいですけど、やはりどこか寂しく思っています。こんなバカらしいすれ違いをするカップルがかつていたでしょうか？

ようやくギャグができるようになって一安心です。
エミルがキスの天ぷらを食べれば誤解は解けると。果たしてそうでしょうか(￣▽￣)

料理バカがここにきて極まりました。
もしも甘い展開を期待していたのならごめんなさい。所詮この話の大部分はコメディで構成されているのです。

料理よりもエミルの方が大事。それは間違いないのですが、やはりシンデレラの頭の中は料理が広い割合をとっているのです。
美味しいキスの天ぷらを作ればエミルが戻ると信じ、接吻という発想は欠片ほども浮かびません。

これがシンデレラなのです。シリアスモード完全終了です。

ちなみに鱚のアイディアは兄からもらいました。キスを鱚と勘違いするあまりのバカらしさから、即採用を決めました。責任もって苦情は兄に伝えておきます。