私を世界の点にして

自分に流れる一切合切の

優劣を 悲哀を 世間の目を 苛立ちの声を

他人に受け止めてもらい

自分は諦めていく


地軸に掴まり振り回され

自分に留まる一切合切の

虚無を 不安を 寂しい目を 怒号の声を

他人に精査してもらい

自分は呑み込んでいく


車の目の前に倒れるなど

ぐちゃぐちゃな絵を描くなど

ただ、傷を増やす


私の総てを語るには足りない

君の容量も 私の嘘も

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