第148話 地底火山攻防戦 前編

「ウキャー!!」


 まるで乾燥した草原を焼き払う大火の如く、猿達は徒党も統率も関係なしに四方から雪崩れ込んでくる。対する此方側としては不運にも大火の中央に取り残されてしまった、或いは自ら飛び込んでしまった絶望的な状況にも等しい。それでも生き残る為に抗える分だけ、魔女裁判の火炙りに比べれば幾分かマシであろう。

 統率が利かないのは私達が不意に現れた事へのパニックを意味するのか、それとも自分達の住処に土足へ踏み込んだ事への怒りなのか。どちらにせよ、四千匹近くにも上る猿達が数任せに押し寄せてくるとなれば、最早姿を隠す意味と利点は失われたも同然だ。そう真っ先に訴えたのはヤクトだった。


「くそ! こんなにも襲い掛かられたら姿を隠している意味があらへん! クロニカルド、解除や!」

「くっ! 仕方あるまいか!」


 術者であるクロニカルドが解除を唱えた途端、各々の身体に光のベールが駆け抜ける。そしてベールを脱ぎ捨てるかのように全員の姿が露わとなり、猿達の目が驚きで見開いた。

 ヤクトは素早く外套の下から拳銃を取り出し、一撃で倒せるコエンマに向けて連射する。発射された全弾丸はコエンマの頭や心臓といった急所を的確に撃ち抜き、糸を切られたマリオネットのように次々と崩れ落ちていく。

 しかし、その死を一々確認する暇も無かった。後続として押し寄せていた猿の群れが、死体となった仲間を呑み込んでしまったからだ。

 

「全然へらなーい!」

「厄介ですね……! この物量は!」

「くそ! 埒が明かへん!!」


 私を含めた他の面々も各々が得意とする方法で猿達を退け続けるが、思うように数は減らない。その様相は正に焼け石に水だ。誰もが打開策を見い出せずに苛立ちを纏った声を上げる中、クロニカルドだけが画期的な策を述べた。


「全員、ガーシェルの上に乗れ!!」

「何をする気や!? クロニカルド!」

オレの水魔法で猿達を一掃しつつガーシェルを一気に出口まで押し流す! 速くしろ!」


 クロニカルドの名案に誰もが「成る程!」と感心を表情に貼り付け、そして了承の言葉を返す代わりに賛同の意味も兼ねて私の貝殻へ飛び移る。最後に提案者であるクロニカルドが貝殻に飛び乗ると、彼は影絵を切り抜いたような腕を出口に向けて掲げた。


「行くぞ! 大津波ビッグウェーブ!」


 溶岩で熱せられた灼熱の地面から荒々しい海原を彷彿とさせる大量の水が湧き起こり、次の瞬間には指向性のある大規模な津波へと変わる。

 津波は目前を埋め尽くしていた猿の群れに覆い被さり、鉄砲水に匹敵する勢いを以てして何百という数を押し流す。中には慌てて回れ右をして逃げ出す者も居たが、殆どが逃げ切れずに津波の餌食となるのがオチだった。

 そして私は波乗りするボードのように荒波を乗りこなしつつ、猿達の包囲網を脱しようと試みる。スキルの恩恵もあって波乗りもお手の物だ。いや、ひょっとしたら波に乗せられているだけかもしれないが。


「わー! はやーい!」

「このまま一気に突破や!……って、おい! 邪魔や!!」


 そうヤクトが呼び掛ける先には、複数のコエンマを苦戦しつつも相手取っていたオービルの姿があった。懐に飛び込まれた事もあって弓矢ではなく護身用のナイフを必死に振り翳しているが、接近戦に慣れていないのか何処となく動きがぎこちない。

 ヤクトが腕を横に払い除けるようにジェスチャーを送りながら『退け!』と強く訴えると、そこで漸くオービルが「え!?」と驚きながら此方を振り向いた。その隙を狙って周囲のコエンマ達が飛び掛かろうとしたが、一手先を読んで放った私のウォーターライフルに貫かれる方が速かった。


「おい! さっさと退くんや! 速くせんと巻き添えを食らうで!」


 しかし、オービルはうんともすんとも言わず、ふと洞窟の頭上を見上げる。それはヤクトの命令に拒否すると言うよりも、何か別の物に気を取られたかのような反応であった。そしてオービルがソレの正体に気付くや、慌てて私達の方へと振り返る。


「待て! 来るな! 爆発するぞ!!」

「何!?」


 オービルが訴えた直後、ヤクト達も釣られて頭上を見上げる。すると壁際の天井に無数のコエンマ及びエンマ達が張り付いており、体に纏っていた炎はバチバチとショートするかのように火花を散らしていた。今や見慣れてしまった自爆の兆候だ。

 直後、天井部に貼り付いていた猿達が一斉に爆発した。激しい轟音と共に地底内が揺さ振られ、巻き起こった爆煙の天蓋を突き破るかのように大量の岩盤が降り注ぎ穴を塞いでしまう。因みにオービルは猿達が自爆する前に退避しており、岩の下敷きになる事は無かった。


「クロニカルド! ストップや!」

「ちぃ!!」


 ヤクトが指示を出し、それを受けたクロニカルドは不本意そうに魔法を解除した。荒々しい津波がパッと一瞬で掻き消え、それまで波に乗っていた私の身体が宙に放り出される。そのままカーリングのストーンのように地面を滑り、最終的には埋もれた洞窟を背にする形で制止した。

 だが、息つく間も無く再び頭上から無数の影が降り注ぐ。視点を天井に向ければ、複数のコエンマ達が此方に向かって真っ逆様に落ちてくる。無論、バンジージャンプのような命綱は無しだ。そして誰もが自爆の体勢に入っている。


『やばっ! アイアンドーム!!』


 イグルーのような規則正しいブロック状の聖鉄を積み重ねたドームが私達をすっぽりと覆い隠した直後、複数回に渡る爆発がアイアンドームを揺るがした。コエンマ達の飛び降り自殺ならぬ飛び降り自爆による爆撃は断続的に続き、しかも回数を追う毎に激しさは増していく。


「ほんま滅茶苦茶な戦法をしおってからに」そう愚痴を溢しながらヤクトは懐からライトストーンを取り出し、明かりを灯す「アイツら、自分の命を投げ出し過ぎやろ……」

「ですが、このままでは下手に外へ飛び出す事も出来ません。どうします?」


 ドーム内でヤクトと角麗の声が微かに反響する。ヤクトの気持ちも分からないでもないが、今は角麗の言うようにこれからどうするかを考えるべきだろう。


「道を塞いでいる岩に発破を掛けるのはどうやろうか?」

「破壊するという事か? 塞いでいた岩の程度にもよるが、可能と言えば可能だ。しかし、当然向こうも妨害してくるだろう」

「今の攻防だけでも数百匹は仕留めましたが、まだ何千匹と居そうでしたしね。仮に岩の破壊に誰かを差し向けるとして、残りの戦力でエンマ達を食い止めるのは至難の技ですよ。それに発破に専念する者への援護も欠かせません」

「他にも問題はある。実は出口の先にある外からも猿達が詰め掛けつつあるのだ。此処を無事に抜けたとしても、挟み撃ちに遭う可能性は十分に高い。此処は地底火山の魔獣を殲滅するべきではないのか?」

「うーん……んん!?」


 と、不意にヤクトが唸り声から一転して素っ頓狂な声を上げた。当然だ、角麗の後に続いて問題と方法を提起した声は、私達の間では全く聞き慣れない声だったからだ。

 そしてヤクトが手にしていたライトストーンを声の方へサッと振り向けると、私の左脇に寄り添うように凭れ掛かるオービルの姿が暗闇の中から浮かび上がった。


「貴様、何時の間に!?」


 クロニカルドがオービルに目を向けると、彼は腕を組んだまま意味深な微笑を携える。


「ふふふっ、私が身に纏っている防具は高い防御力を秘めるだけでなく、軽さにおいてもトップクラスなのだ! あのドタバタに紛れて従魔に接近するなど造作もない!」

「ほぉー、そうなんかー」ヤクトが感心したように頷いたかと思いきや、次の瞬間には憤怒を閉じ込めた笑みが表情に芽生えた。「ほな、迷惑料代わりとしてソレを寄越せや」

「ちょっと待て! 何でそういう話になるのだ!? せめて理由を言え! 理由を!」

「お前がエンマ達にちょっかい掛けへんかったら、今頃俺っち達は無事に窮地から脱出しとったんじゃ! ボケェ!! しかも、よりにもよってガーシェルに攻撃を当ておってからに!」

「仕方が無かろう! 此方は貴様達がエンマ達のど真ん中に居るとは気付かなかったのだから!」

「それに関しては百歩譲ったとしても、多勢に無勢が明らかな局面で攻撃を仕掛けるアホが居るか!!」

「何を言うか! 私は貴族の一人として、栄えある滅びの美学を実現させんと―――」

「そんな下らん戯言に俺っち達を巻き込むなやぁぁぁぁぁ!!!」


 あっ、とうとう我慢出来ずにヤクトがオービルを打ん殴った。しかも、殴り倒されたオービルはアイアンウォールに後頭部を強かに打ち付け、一度で二度美味しいならぬ一度で二度痛い経験を味わう羽目になった。


「き、貴様! よくも殴ったな! 父上にも殴られたことない―――ぐは! また殴りおったな! まだ此方が言い切っておらんのに!」

「やかましい!」ヤクトは文句を垂れるオービルの言葉を無視し、彼の胸倉を掴んで強引に引き立たせた。「只でさえ此方が迷惑しとるっちゅーのに、出しゃばった真似をして引っ掻き回しおってからに! 第一あの矢は何や!? 何で此方の魔法が解けたんや!?」


 そう言ってヤクトが乱雑に胸倉を手放せば、オービルはゴホゴホと咳き込みながら息を整えた。そして貴族らしい品のある余裕に満ちた笑みを浮かべながら、己の弓矢を自慢げに見せびらかした。


「この弓矢は『裁きの矢ジャッジメント』と呼ばれ、エディール家に代々受け継がれた家宝でもあるのだ。我が祖先は大昔にコレを用いて、クロス大陸西部に広がるブロフトの大森林を支配していた魔女を討伐したのだ」

「ほう、ブロフトの大森林か」クロニカルドが懐古の念を滲ませた声で呟く。「久方振りに聞いたな」

「魔女は大森林一帯に結界を張り、何人も近付けさせまいとしていた。だが、我が祖先は裁きの矢ジャッジメント結界これを打ち破り、魔女の息の根を止めたのだ。つまり、この弓矢には結界魔法を始めとする魔法の効能を相殺するという効果が備わっているのだ」


 と、説明を言い終えるのと同時にオービルは自信満々に胸を張った。確かに彼の話――祖先が魔女を討伐した逸話――が事実であれば凄い事だ。また私にかけられた魔法が強制的に解除されたという事実も、弓矢に込められた力が本物であると裏付けている。

 がしかし、惜しむらくは持ち主の技量と弓矢の性能が絶対的に釣り合っていないという点であろう。そしてヤクトもオービルが抱いている歪な問題点に気付いていた。


「全く……そんな凄い力を秘めた矢なのに、持ち主の腕前が残念やったら豚に真珠もええところやないか」

「何を言うか! 私の腕前に文句でもあるのか!?」

「大有りや!! 目前に無数の猿が居ったにも拘らず、何で目先のソレを通り越して遠くのガーシェルに当てんのや!? 悪運が一周回って奇跡を齎したにしても、有り得へん確立やぞ!?」

「し、失敬な! 仲間達は私の腕前を認めてくれているのだぞ!」

「その台詞は仲間が生きている時に言えや!! 全滅してしまった今、何の説得力もあらへんわ!」

「何を言っているのだ? 仲間は全滅していないぞ?」

「は?」


 その一言に目を見開いたのはヤクトだけではない。角麗とクロニカルドも同じだし、私も内心では『え?』と言いつつ心眼を驚愕で瞠目させている。


「確かに二人は亡くなった。猿達の不意打ちを受けてな」

「……残りの二人は?」

「逃げた」

「逃げた?」

「うむ、己の職務を放棄して逃げ出したのだ。仲間を二人失った矢先のことだ。何とも情けない輩だ。仲間の死を目前にした途端、臆病風に吹かれた挙句にハンターとして非常識極まりない行動を取るなぞ!」


 当人は逃げ出した仲間に対しての怒りを発露しているが、私達は何と言うか……引っ掛かりを覚えた。

 オービル以外の貴族のボンボンは、ハッキリ言ってしまえば彼の腰巾着みたいな存在だった。彼の権威で得られるおこぼれを狙うと言う意味では、虎の威を借りる狐にも等しい。そんな権力だの権威に対して平然と媚び諂う人間が、易々と高い爵位を有するオービルを見捨てるだろうか?

 貴族の全てがそうではないと分かっているが、彼等ならば自分達の出世や成り上がる為には他人のことなんて考えそうにもないが……――等と考えていたら、ヤクトが咳払いを一つして慎重な声色で尋ねた。


「……その人、逃げ出す前に何か言うてへんかった?」

「む? そうだな……確か仲間を呼ぶべきだとか引き上げるべきだとか言っていたな」

「で、貴族様はソレに対して何と?」

「無論、そんな弱音は切り捨てた。我々はハンターなのだから、多少の覚悟を以てして任務に向き合うのが至極当然であろうと言ったのだ。そしたら奴等は私を置き去りにして逃げてしまったのだ。流石の私も奴等の腰抜けっぷりには見損なってしまったほどだ」


 オービルは流暢な舌回しで自身に起こった裏切りの一部始終を打ち明けるが、アクリルを除いた全員の表情に納得がありありと浮かび上がる。これはアレだ。熱血系正義漢が暴走機関車ばりに猪突した挙句、その強引さに付いて行けなくなった仲間が離反するって仲間割れにあるパターンの一種ですわ。

 私が居た前世でもこういう人は少なからず居ましたわー。ましてや大人しい人にとって、こういうタイプの人間が上司だったら苦痛以外の何物でもありませんね。因みに私が警備会社に勤めていた頃の上司は熱血漢でもなければ正義漢でもない。地獄の鬼も裸足で逃げ出すほどの鬼畜でしたよ。HAHAHAHA!!

 それはさて置き、オービルの我儘が原因で『漆黒の牙』が空中分解を起こしたのは確かみたいだ。しかも、当人は全ての責任が自分にあると更々信じ切っていないのだから性質が悪い。ヤクトも彼に対して何か言いたげな表情を作っていたが、暫くすると諦念の溜息を吐いてそっぽ向いてしまう。

 だが、今はオービルの性格について話し合っている場合ではない。こうして無駄話をしている間も猿達の身体を張った爆撃は続いており、いくら聖鉄でも何時まで保つかは不透明だ。脱出すべきか殲滅すべきか、一刻も早い意思決定を下す必要がある。


「話を戻すが――」そう言ってクロニカルドが話題の路線を修正する。「これからどうするのだ? 此処を脱出するにしても、殲滅するにしても、どちらにせよ猿達の相手をせねばならん」

「仮に上手く逃げれたとしても、この数です。暫くすれば減らした分を取り戻すどころか、更に増えるのは間違いありません」

「この地底火山の存在を知らなかったのが、そもそもの失敗っちゅー訳か……。表面上では殲滅し切っても、地底で相当数生き残っていたら意味ないもんなぁ」


 脱出しても猿達による獣害は相変わらずであり、殲滅を選べば相応の覚悟が必要となる。難しい選択を突き付けられたヤクトは気難しそうに眉を顰めながら考えた末、選択を下した。


「殲滅しよう」

「本気か?」


 てっきり脱出を選ぶかと思っていたクロニカルドが目を見開く。角麗はヤクトの意思決定を尊重する気だったらしく、軽く頷いて覚悟を固めていた。因みに殲滅を提案していたオービルは嬉しそうに笑みを閃かしていたが、誰一人として眼中に入っていなかった。


「無論、理由はあるで。一つは先程もカクレイが言ったように、中途半端に数を残せば再び爆発的に増殖するのは目に見えとる。そしてもう一つは、今回の件が失敗すれば金ランク以上の人間を呼ばざるを得んくなるからや」

「金ランク以上の人間が討伐に参加する事に問題があるのか?」


 オービルが私達の仲間になったかのように図々しく口を挟み込んだ途端、ヤクトは鬱陶しさと苛立ちを込めた横目で彼を睨み付ける。しかし、効果は皆無であった。どんだけ精神的にタフなんですか、アンタ。程無くしてヤクトは軽い溜息を付くと、淡々とした説明口調で語り始めた。


「金ランクのハンターが来てくれるのは有難いけど、彼等を呼び寄せる事自体が難しいねん」

「どういう意味だ?」


 と、口を挟んだのはクロニカルドだ。そこでヤクトはこれ幸いと視線の梯子をオービルからクロニカルドに移し替えた。


「前にも言うたかもしれへんけど、金ランク以上のハンターは指名依頼を受け易いから常に予約が一杯やねん。即ち、ハンターギルド直々の働き掛けによる特例であっても、招集には時間がめっちゃ掛かるっちゅー事や。

 おまけに特例を出したら出したで、依頼を受注したハンターギルドの支部長や依頼者と協議や調整と言ったまどろっこしい手続きを踏まなあかん。最悪、依頼者が違約金を払えって言い出して余計に拗れる恐れもある。そうなったら事態の解決は遠のくばかりや」

「つまり、それは炎魔達に時間的猶予を与えるにも等しい行為……という事ですね」

「せや、そうなったら奴等が数の上で圧倒的に上回るのは目に見えとる。最悪、副ギルドマスターが危惧していた事態になりかねん。東部一帯が災禍猿達に呑み込まれるっちゅー最悪の事態がな」

「だからこそ、今の内に殲滅すべき……か。ふふふふ、それにしても我々の働き次第で東部一帯の……いや、ひょっとしたら王国の運命を決定付けるとは。何時の間にやら大事になっているではないか」


 危機的状況下に追い遣られているにも拘らず、まるで世界の運命が自分の手中にあると言わんばかりに、わくわくとした笑みを溢しながらクロニカルドは上機嫌に呟く。多分、世紀の一戦だとか世界を左右する戦いだとかがお好きなんでしょうね。


「しかし、このまま正面からぶつかっては数で押し潰されてしまいます。せめて、何かしらの策を考案しないといけませんね」


 そう角麗が思慮深げに懸念を呟くと、ヤクトは「大丈夫や」と断言した。


「俺っちに良い考えがある」


 ニッと白い歯を覗かせながら自信満々に告げるヤクトの姿はイケメン効果の後押しもあって様になっているのだが……その台詞は某変形ロボットアニメでは盛大な失敗フラグなんだよなぁ。


「あっ、それと役立たずボンボンは引っ込んでてくれや。足を引っ張られたら敵わへん」

「何故だ!?」


 当人は解せぬという本音を驚愕の顔と共に強調しているが、私達からすれば残念ながら当然残当である。

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