第4話 嫌い
そんな風にドタバタで始まった3学期も数日が過ぎ。
俺は本日の午後最後の講義を滅多に選ばない大教室で受けていた。
それは、俺が受けようとした講義が急に休講になり帰ろうとした所を東雲に見つかり、週明けに受けるはずだった物理の講義を大教室で受ける羽目になった。
「本当に亀梨は大教室の講義が嫌いだよな」
「あのな、大教室の講義が嫌いなんじゃなくて晒し者になるのが嫌いなんだ」
俺の言葉どおり階段状に並んでいる机の下のほうで授業中だというのにヒソヒソと耳打ちしている連中が大勢いる。
恐らく始業式があった日の事を話しているのだろう。
講師の先生が咳払いをしてもお構いなしだった。
「で、なんで一番後ろの席なわけ」
「はぁ? 一番前に座って後ろの話し声が気になり振り返ってみろ。アルゴリズムたいそうの明陽学院大学付属高校のみなさんといっしょになる。それこそ気分が悪いわ」
「まぁ、言い得て妙だな」
「それに後ろからだったら、何処のどいつが話しているか丸見えだからな。後で蹴散らしてやる」
少し大きな声で言うとヒソヒソ話が一瞬で静寂に変り、話をしていた生徒が一斉に黒板に集中し始めた。
「亀梨は黒だな。それもどす黒い暗黒だな」
「穢れの無い純白と言ってくれ。俺は平和を愛する正義の味方だ。神聖な授業を妨害する奴を排除しただけだ」
「そうなのか? まぁ如何でもいい、俺達も授業に集中しようぜ」
東雲とこれ以上話しているとこちらが悪者になってしまう。
黒板とノートに真面目に向き合うことにした。
本日最後の授業の終わりを知らせるチャイムがなり。
生徒達は一斉にざわつき始めて教室を後にする。
教壇では先生が教科書や資料をまとめ俺と東雲の方を一瞥して教室を出て行こうとしている姿が見える。
どれだけ有名人になってしまったのだろう。
「明陽で知る人は居ないくらいだな」
「はぁ、俺の平穏な日々を返してくれ」
「そうは問屋が卸さないみたいだぞ。ほれ」
東雲にわき腹を突かれ教科書やノートを整えながら顔を上げる。
ちょうど下段と上段の中央にある出入り口に通じている通路に栗毛色と言うか不思議な色のウエーブがあるロングコートの小動物が笑顔でこちらを見ている。
雲行きが怪しくなってきた。
速攻で帰らないと今にも降りだしそうだ。
「東雲、帰るぞ」
俺の言葉が合図の様にその小動物はあろう事か出入り口に向わず階段をあがってこちらに向ってきた。
帰りかけていた生徒達も何事かと足を止めてこちらに注目している。
「お久しぶり。亀梨晴海君」
「そうですね、鳳条先輩」
素っ気無く返すと先輩が視線を東雲に移した。
「東雲恋次君、亀梨君をお借りしていいかしら」
「ええ、どうぞご自由に煮るなり焼くなり」
「ありがとう。そうそう、これ。彼女が探していたCDよ」
「それじゃ遠慮なくお借りします。亀梨、散って来い」
「恋次! てめえ!」
今、俺の肩を叩いた東雲が物理の講義に無理矢理連れて来た理由が判った瞬間だった。
事もあろう事かこの馬鹿恋次は親友を売りやがった。
どれだけ安いんだ俺は? CD一枚それもレンタルって。
態々会わないように避けていたのに親友を信じてこの有様だ、話を持ちかけたのは鳳条先輩なのだろう事は容易に想像が付く。
彼女が居る東雲が先輩に声を掛ける訳が無く、やきもち焼きの東雲の彼女の友達もこの学院にはいると聞いたことがある。
東雲がどれだけチャレンジャーでも他の女の子、それも学院のアイドルに声を掛ける様なことをしないのは明白だ。
そんな事が姫女の彼女にばれれば確実に桜が咲く前に東雲が散るだろう。
逆でも散りかねないが彼女が探していたCDを借りたという口実があれば無罪放免どころか東雲の株が一気にアップするだけの事だった。
俺の株は一気に下落するが……
「亀梨君、私と付き合いなさい」
「あの、それはどう言う意味の付き合うですか?」
その瞬間、何かがぶちぎれる様な音が聞こえた気がした。
「いいわ。正式にあなたに申し込みます。亀梨晴海、私の恋人になりなさい」
「丁重にお断り申し上げます」
鳳条先輩に深々と頭を下げる。
すると床しか見えないはずの視線の先に鳳条先輩の手が見えネクタイが引っ張られた。
どうやら鳳条先輩が俺のネクタイを掴んだ様だ。
苦しくなり堪らず顔を上げるととても柔らかい物が口に押し付けられた。
それは俺の顔と鳳条先輩の顔の距離がゼロになった瞬間だった。
思わず言葉を失ってしまう。
どうやらそれは俺だけではないようだ、教室が授業中以上に水を打った様になり東雲さえも呆然としている。
鳳条先輩は顔を離し俺の耳元で囁いた。
「頂きました」
気が付くと俺はロッカー室からカバンを取り出して昇降口に向って歩いていた。
あの後、鳳条先輩は俺の耳元で『昇降口で待っているから』と言うと大教室を後にした。
それからの事は良く覚えていなかった。
恐らく立ち並ぶ氷の像の中を歩くように教室からロッカー室に来たのだと思う。
そして生徒達を凍り付けにした当の本人は昇降口で何食わぬ顔をして始業式の日と同じ格好で立っていた。
「遅いぞ」
「あのな、どうしてあんな事を」
「昨日は朝香さんとデートだったんでしょ」
「まぁ、男女が一緒に出掛けるのをデートと呼ぶのならそうなんだろ」
「私も亀梨君とデートしたいな」
「まぁ、仕方が無いか」
「良いの?」
「あんな事をした後で聞くな」
寒空の下、昨日は菜露と歩いた道を今日は鳳条先輩と歩いている。
昨日と決定的に違う事は俺の左腕に菜露の様な重みは無く、遠慮がちに俺のコートを摘んで少し後ろを鳳条先輩が歩いて付いてきている事だった。
デートを頑なに断る事も出来たがそれはあえてしない。
何故ならここまで俺に拘る理由をはっきりと知りたいと言う気持ちがあるからで。
学院では話せない事の方が多いと考えて外で2人っきりで話したほうがお互いに都合がいいだろうと思った。
駅に向かい通学に毎日の様に使っている電車に乗り込む。
「鳳条先輩の家も同じ方向なんですか?」
「うん、亀梨君が降りるひとつ先の駅だよ」
「そうだったんですか」
「でも、ほとんど会った事が無いよね」
「まぁ、登下校の時間はまちまちだし。取っている科目が違えば3年間一度も顔を合わさなくても不思議じゃないですよ」
「そうかな」
「それでも、鳳条先輩の噂ぐらいは知っていましたよ」
「ええ、どんな噂なの?」
「3年に凄い美人がいるとかその程度ですけどね」
「本当に女の子に興味が無いんだ。もしかして……」
「それは全力で否定させていただきます。俺は一応ノーマルですよ」
「ふうん、一応なんだ」
そんな他愛の無い会話をしていると降りる駅に着いた。
改札を抜けて駅前の大通りから並木道になっている通りに入ると直ぐに、金曜日ということもありかなりの行列が出来ているのが見てきた。
「うわぁ、凄い行列だよね。ここのケーキって凄く美味しいけど買うのが大変なんだもん」
「鳳条先輩も買いに来た事があるんですね」
「もちろんだよ。女の子にとってスイーツはとても大切な物なんだよ」
全面ガラス張りになっていている店の前に出来ている行列を横目に見ながら店内に入ろうとすると鳳条先輩に腕をつかまれた。
「待って。皆、寒い中を並んで待っているんだよ」
「良いから行きますよ」
鳳条先輩らしい正義感あふれる言葉を遮るように先輩の手を取って店内に足を踏み入れたとたんに先輩は俺の手を振り解いた。
「もう、待って。これだけは言わせてもらうよ、ズルは絶対に駄目! ここは行列が出来ることで有名な『スイーツ&カフェNero e bianco』なの。だからこの店で話がしたいんなら一緒に並ぼう」
静かな店内に先輩の声が響きお客さんやスタッフの視線が集まってしまった。
只でさえ行列の脇を通って店内に入ったのだ、ガラス越しに寒空の下で行列を成すお客さんも何事かと覗き込んでいる。
すると真っ白いシャツに黒いベストを着て、黒いスラックスに黒いロングエプロンをして胸元には凛々しい位の黒いネクタイを締めた……
一言で言えばギャルソンの格好をして長い黒髪を後ろで一つに束ねている女性スタッフが俺達に近づいてきた。
「ほら、店の人が注意しに来たじゃない」
「チーフ、お疲れ様です」
「お疲れ様です、代理。今日は?」
「今日も上は空いているかな」
「大丈夫ですよ」
「ありがとう」
瞳が僅かに揺れながら俺と先輩を行き来しながら笑みが零れているチーフに会釈をして歩き出す。
そして忘れずに騒がせてしまったお客様にも声を掛けた。
「お騒がせして申し訳御座いませんでした。ごゆっくりどうぞ。先輩、鳳条先輩行きますよ」
「ふぇ、待って!」
深くお辞儀をしてから先輩の手を取って階段を上がりカフェの2階席に向う。
そして一番奥にあるガラス張りの部屋に入って椅子に座ると直ぐに他のギャルソンの格好をした女性のスタッフが水を運んで来てくれた。
「ありがとう、声を掛けるから」
「かしこまりました」
それだけを言うと満面の笑みを浮かべて部屋から出て行くのが見えた。
すると直ぐに鳳条先輩が慌てふためいて詰め寄ってきた。
「この部屋ってVIP席でしょ、亀梨君。それにチーフとか代理とかどう言う事なの?」
「この店は親父の店で親父が不在の時は俺が手伝ったりしているんです。だから体面上オーナー代理と言う事になっているんです」
「お父さんがここのオーナー? それじゃ海外で暮らしていたって」
「親父の修行に付き合わせられただけです。それに巷じゃここはVIP席なんて呼ばれていますけどミィーティングや試食会に使う目的の部屋なんです。まぁ、通常はお客さんは入れないし業者との打ち合わせや俺が使っているからそう思われているのかもしれないですけどね」
「そうだったんだ。はぁ~ もう格好の悪い事しちゃったな。それに亀梨君が使うって女の子でも連れてくるんでしょ」
「小動物の菜露しか連れて来たことなんかありませんよ。それに先輩の曲がった事が嫌いな事が再確認できましたけどね」
「いつも酷いよ。先に言ってくれれば良いじゃない」
「酷いのはお互い様なんじゃないですか?」
「それは……」
語尾が尻窄みになり俺から眼を逸らすように俯いて先輩は何も言わなくなってしまった。
今更どうこう言っても過ぎた事は仕方が無いのだけど、せめて理由だけでも聞きだそうと思って店に連れて来たのだから聞かない訳にはいかない。
しばらく沈黙が流れ俺から口を開こうとすると微かに先輩の声が聞こえる。
「ゴメンなさい」
「どうして謝るんですか?」
「だって、私の所為で亀梨君が困っているのでしょ」
「それは俺が俺の意思で助けただけでそれだけで良いじゃないですか」
「良くないよ。ただ助けただけじゃないでしょ、私を助けた所為で亀梨君は人間じゃなくなっちゃったんだよ。私が亀梨君の命を貰っちゃったの。だから私は……」
「責任感から俺の恋人になろうと? 俺は人間に見えませんか?」
「それじゃ、私は化け物だけど。今の私が化け物に見える?」
「…………」
鳳条先輩が自分自身を化け物だと言う言葉に何も言えなくなってしまった。
確かクリスマスの夜もヴァンプなんかに見えなかった。
刀を突きつけられた時以外は、それでも先輩はヴァンパイアなんだ。
「化け物はね、大概昼間は人の姿をしているの。夜でも力を発揮しなければ人と同じ。でも根本は変えられない化け物のまま」
「それじゃ、俺も夜になればヴァンプに?」
「それは判らない、だって亀梨君が初めてだったから」
「NGワードですよ」
「だって、本当の事だから」
再び沈黙が訪れた。それでも聞く選択しか無いと口を開いた。
「初めてだったから俺なんですか?」
「私は亀梨君の人生を壊しちゃったんだよ。それならせめて私が……」
「それが理由ですか」
「お願いだからそんな言い方しないで……本当にゴメンなさい」
「先輩? 鳳条先輩?」
俺が名前を呼んでも決して顔を上げず俯いたままだった。
膝の上に付いた手に力がこもり握り拳になり小さく震え出した。
そして手の甲に光る物が落ちた。
「先輩、泣いているんですか?」
「もう! 優しくしないで!」
それは鳳条先輩の心からの叫びだった。
「化け物の私なんか死んじゃえば良かったんだ! こんな優しい人を巻き込んで……申し訳ない気持ちが一杯で……だけど……」
「俺は優しい人間なんかじゃないですよ。言い寄って来た女の子を利用するような人間ですから」
それは俺の心に深く突き刺さっていたものが抜け落ちた瞬間だった。
「やっぱり亀梨君は優しいね。大丈夫、人に戻してあげる」
俺の顔を見る鳳条先輩の頬には涙が流れた跡が残っているが、それは出会ってから一度も見た事が無い程の笑顔だった。
一瞬、幼い少女の笑顔が頭に浮かび鳳条先輩の笑顔がダブった。
すると鳳条先輩が立ち上がり俺の目を真っ直ぐに見ている。
その瞳に宿る物に気づいて、その少女が誰だったのかなんて考える余裕が無くなっていた。
「鳳条先輩、何を考えているんですか? 人に戻す方法って何ですか?」
「今までどおり学校に言って東雲君達とお喋りして、恋に落ちて誰かを好きになって。結婚して子どもが生まれてだよ」
「先輩?」
「この世に有ってはいけないものはやっぱり消えるべきなんだよ。あの人が言っていた通りに」
「何を訳の判らない事を言っているんですか?」
「この話はこれでお終い。ゴメンね、せっかく美味しいケーキのお店に連れて来て貰ったのに今日はこれで帰るね」
「何処にですか?」
「何処って自分の家だよ」
「帰る前に教えてください。俺を人間に戻す方法って何ですか?」
「それは言えない。人間の世界にも言えない事がある様に私達の世界にもあるの。だから言えない」
鳳条先輩は恐らく自ら散るつもりなのだろう。
これは俺の憶測でしかないが先輩のあの真っ直ぐな瞳が何かを覚悟した証拠だ。
自らの事を化け物だと言い切る先輩が、俺が人ではなくなる事と引き換えに命を救われた。
ならば俺を人に戻す為の対価は先輩の命に値するはずだ。
今の先輩の姿はあの時の俺の姿そのものだった。
責任感……
申し訳ない気持ち……
すると俺自身でも信じられないくらい自然に口を開いていた。
「学院での先輩の告白の返答を撤回します。先輩の恋人にしてください」
ガラスのドアに手を掛けていた先輩が驚いた様な顔をして振り返った。
その瞳が揺れている。
俺の言葉にどう対応したら良いのか迷っているのかもしれない。
ここは先輩の責任感の強さと曲がった事が大嫌いだという正義感に訴えかける事にした。
「とりあえず、座ってください」
「う、うん」
渋々と鳳条先輩は席に座り落ち着き無く俺の顔を見ている。
当然だろう、俺は教室ではっきりと先輩の告白を断った。
そんな俺が返事を撤回して恋人にしてくれと言い出したのだから。
とりあえず有無を言わせない様に核心を突く。
「もしも、このまま学院のアイドルの鳳条先輩が学校に来なくなったら俺の立場はどうなると思っているんですか。俺が先輩の告白を無下に断ったのは既に明陽学院じゃ知らない生徒は1人も居ないはずです。それほど先輩の存在は絶大なんですよ。周りからどんな風に見られても構わないと思って居る俺でさえそんな状況に耐えられる自信はありません」
「でも、亀梨君にこれ以上……」
「これは仮契約です。俺は大切な人と酷い別れをしてそれ以来本気で女の子と向き合った事がありません。だからこれから先、鳳条先輩と本気で向き合えるか判りません。その時は煮るなり焼くなり先輩の自由にして構いません」
「恋人ごっこ?」
「そうですね、駄目ですか?」
「駄目じゃないけど……」
先輩の言葉が濁り、畳み掛けるように話を続ける。
「そうでしたね。いくら先輩でも嫌いな相手と責任感だけで恋人の振りをするのは堪えられませんよね」
「嫌いじゃない! 助けてくれたのが亀梨君だったから驚いただけで。ありがと……」
先輩は再び俯いて泣き出してしまった。
「それじゃ、仮契約成立で良いですね」
先輩は何も言わず小さく頷いてくれた。
何とか先輩を引き止める事は出来たようだった。
これから先の事は誰にも判らない。
クリスマスの夜に段ボール箱を覗き込んだ時点で賽は投げられていたのだから。
ガラス張りの壁の向こうでは仕事しながらこちらを伺っているスタッフ達の姿が伺える。
先輩が泣きながら出て行けば学校はおろか店にも居られない羽目になる、そうすれば親父に何をされるか判ったものじゃない。
下手をすれば3年に進級する前に海外の何処かに……
席を立ちガラスのドアを開けて店内に出ると白々しくスタッフが何も無かった様に仕事をし始めた。
俺と目が合ったスタッフの顔には苦笑いが浮かんでいる。
そして店内にはファンキーモンキーベイビーの『涙』が流れていた。
この店は今でこそ人気が出て高級店みたいなイメージを持たれてしまっているが元々は親父が世界中の洋菓子を気軽に楽しんでもらおうと始めた店でカジュアルな店を目指している。
その為にBGMも堅苦しくならないポップな音楽を耳障りじゃない程度に流すようにしていた。
スタッフに声を掛けてケーキと飲み物を用意してもらい自分で持っていく事を告げると手際よく準備してくれた。
先輩の居るガラス張りの部屋に戻ると先輩は泣き止んでいたが俯いたままスンスンと鼻を啜っている。
テーブルにケーキとホットミルクにブラックティーが載ったトレーを置き。
リコッタチーズのタルトを手に取り俯いている先輩の鼻先に近づける。
『ガッチン』
咄嗟にケーキを引くと指なんか食い千切られそうな音がして、クリスマスの夜の様に俺の顔を恨めしそうな瞳で鳳条先輩が見ている。
「意地悪」
「どうぞ、俺の奢りです」
大きな四角い真っ白な皿の上にはドルチェの定番・ティラミスや季節のフルーツが溢れんばかりのタルトにショコラッテなど鮮やかなスイーツがならんでいた。
「食べていいの?」
「俺の奢りと言ったはずです」
「ありがとう」
鳳条先輩は笑顔になり美味しそうにスイーツをフォークで小さな口に運んでいる。
先輩の言葉どおりスイーツは女の子にとって本当に大切な物らしい。
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