48時間


48時間 (1983) アメリカ


d.ウォルター・ヒル

t.ロジャー・スポティスウッド

ウォルター・ヒル

ラリー・グロス

スティーヴン・E・デ・スーザ

c.ドラマ/クライム


ニック・ノルティ(ジャック刑事)

エディ・マーフィー(レジー)


……強盗殺人で服役中のギャンズは仲間のビリーの手を借りて景観を殺害し、脱獄に成功。彼らを捕まえるために、ジャックは彼らの仲間であり服役中のレジーのもとを訪れる。事の次第を知ったレジーは、刑務所から出してくれれば捜査に協力をすると申し出る。ジャックは申し出を受け、レジーを仮釈放にするが、そのために書類を偽造したので、48時間以内に時間を解決しなければならない……。



エディ・マーフィー映画初出演作。

今まで彼の出演作を観る機会がなく、「山寺宏一さんが吹き替えを担当しているコメディアン」という印象が強かったのだけど、堅実で安定感のある演技で素敵だった。35年前の作品なので若い。面白かった。


ジャックとレジーの刑事と囚人、即席のパートナーという関係がイイ。絶妙な距離感でユーモアのあるやり取りが見られる。


以下、若干のネタバレあり。






レジーが警察バッヂを借りて白人ばかりのバーに乗り込む場面が好き。いたるところで黒人のレジーは差別されるんだけど、警察バッヂと弁舌と堂々とした態度で全てねじ伏せる。その姿を見たジャックがレジーを認め、後に上司にレジーを貶められたときに「黙れ、コイツはものすごく頭がキレるんだぞ」と反論するところもすごくイイ。


それとは逆に黒人が集うバーにジャックが行くところもナイス。睨みつけてくるバーテンに「俺はいつも来てるよ」と言うところ笑った。


強面で厳しそうだけどジャックが所々緩くて(書類を偽造したり報告を先延ばしにしたりレジーに警察バッヂを渡したり)ラストのやり取りのお金の処理の仕方も良かった。


白とか黒とか正義を貫くとかそういうことに拘らない二人のタッグ、ベリーナイス。

ただ、タイトルになっている「48時間」のタイムリミットの緊張感はあまり無かったかな。

2もレンタルしてきたから観るよ。





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