第720話 黒い塔の中・・・

―――――――――――――黒い塔内部



 ファムたちに先へ急ぐように言われたムクロたち一行は黒い塔の内部に入ったものの上へと通じる階段の門の前にはやはりと言うべきか強固な門番と通過するためのカギとなるモノが必要なのか大きなカギ穴が見え他のプレイヤーたちも上へ向かうためには門番を倒す前にカギが必要ということで手当たり次第にモブやオブジェクトを破壊しカギを探していると言った状況であった。



「攻略メンバーの奴らって脳筋なのかどうなのか知らないけどさ?この単調な動きでよくここまで来られたよね・・・それにあのカギ穴から察するに並大抵のモブからはドロップしないと思うんだよねぇ~これまでの経験から考えてもね。」

「そうね、クーリアの酷いアイテム収拾周回から考えてもこの手の仕掛けは特別ターゲットを討伐がメインとなるのが多くあったわだからきっとあの大きく開けた道の先に何かが待っているという事ね。」

「だがどう考えてもアレは罠じゃないのか?ワザと進路を階段に見せかけあの道に誘い込もうとしているとしていると考えれないか?」

「うん、私もミストたちと同じ意見だけど他のプレイヤーが怖がっていけないのなら私たちが行くしかないよねムクロ君もそう思っているんでしょ?」

「あぁ誰かがいかないといけないんだが・・・どうやら先に入って戦っているような気がするんだ。

だから早く合流して手を貸すとしよう。」

ムクロはこの場にいないプレイヤーが先に仕掛けていると感じユリハ達を連れ穴へと駆け込むと奥に進むにつれ銃声と何かが泣き叫び暴れる回るような音とが響きさらに速度を速めその場へとやって来ると目の前に広がった光景は黒いアバターたちをエサにしていたのか巨大な赤黒い体を持ったムカデに黒いアバターが混ざった異様なモブが部屋を覆うようにしており。

そこに1人銃と剣を携えて回復アイテムに噛り付くヴィーチェの姿があった。



「想定よりもかなり遅い登場ね。

ここに来たという事はある程度理解しているという事だから説明は省くけれどコイツを狩るのに手を貸しなさい。

さもないと私たちは永遠にこの暗くて不愉快な塔に永遠にされるわよ。」

「永遠ッ!?何それ聞いてないよ!?私たちレアアイテムを集めに来ただけなのに!!!」

「騒がしいのでクーリアはお口チャックでお願いします。

ですが永遠にこの塔でご主人様と暮らすのも悪くはないのですが気色の悪いもの達の同伴は私の美学や色々なものに引っかかりますので徹底して力を貸しましょう。

この大きなムカデを見ているだけで品のなさが大きく表れていますし・・・排除します。」

「わ、私だってこんなところに閉じ込められっぱなしになるなんて嫌よ!!

だから頑張って練習した剣技でいいとこ見せてやるわ!!!」

「それじゃ各自適材適所で総力戦と行こう。

―――――――――クイックシフト!!!」

ムクロの掛け声と同時に巨大なムカデも動き出しユリハやヴァニスに鋭い装甲で切りつけながら移動しアヤカはその進行を阻害するべく銃で攻撃するも装甲が相当分厚いのか弾が刺さらずダメージにならないと銃弾を交換に入る際のスキを突かれるとそこへミストとレイの剛腕装甲がカバーに入る。ムカデの一撃を弾き返すとアバターがむき出しになっている部分へヴィーチェとムクロの一撃がさらに突き刺さりダメージが大きく通ったことから弱点は剥き出しであるアバター部分だという事を察知したのだがムカデ型アバターの体力に異変が起こり失った体力が一瞬にして元に戻ると言うが起こった。

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