第645話 楽しいキャンプへ!!

―――――――――――――――プライベートホーム



 それから話をし合い武器のアビリティをフルには使う事はないが、ある程度の力を出して戦う事を決めたムクロとエリエントはこれからが楽しみだと語る傍らでクーリアはますます立場が危ういのではとざわざわし始め・・・新しい武器を取り出すとガンフィールドで遊んでいる場合ではなかったと血相をかいてファムたちと同じようにクエストに向かい・・・その場に残されたモノ達でレイのお茶をすすりながら先ほどの天使の話をエリエントにすると・・・・




「へぇ、私のいない間にそんな面白いことがあったのね。

本当は私はこの時間だから誰とも会う事なくホームに来る予定だったのだけれど・・・面白い話が効けて少しだけ良かったわ。

で、レイはその天使をどうやって探し出し始末するつもりなのかしら??」

「手掛かりはきっとどこかにあるはずです。

あの天使はあの場で私たちと戦闘もできたはずですがそう言う行為を行わず即座に逃げ去りました。

つまり自分たちの存在をアピールしに来たという事なのでしょう。

ですからきっとあの天使のまがい物はまた我々の前に現れる可能性があるといえますのでその時まで剛腕装甲を研いでおきます。」

「レイちゃんかルミ子ちゃんを狙って来ている可能性もあるから十分に注意した方がよさそうだね。

―――――――――――ん~クエストに向かったファムたちは大丈夫かな??」

ユリハは鍛錬をしに向かったモノ達の事を心配するが天使に関係したとしても無闇に襲いはしないとレイが断言すると・・・その真の意味について愚問だとも思いながらムクロは問うた。




「ご主人様方ならばユキシロたちと違ってお気づきでしょうがあの天使は人の手か言葉を介した動きをされていましたのでバックに天使を誘導する者がいます。

その者がどうして天使を使い何をさせたいのかがわかれば対策が取りやすいのですが・・・・私たち天使を鹵獲するというような内容でしたらあの規格的に不可能というもの。

ですからまた別の何かを狙っていると考えるのが妥当なのですが皆目見当もつきません。」

「そうだな・・・レイにルミ子だけを攫うなんてことはいくら規格外な天使やアバターだったとしても一筋縄にはいかないだろうしレイが言った通り何がしたいのかだな。

例えば・・・自分たちの天使が優位にあるという事を見せしめたいとかか??」

「そうね・・・それも見せるのはレイに見せるのではなくて女神に見せたいと思っているんじゃないのかしらね。

憶測の域から抜けない話だからコレ以上考えると相手の思うつぼよ。

だから今はコトが起こるまでなる様にやるしかないって言うことね。」

エリエントは無駄な話だからコレ以上は無意味だとばっさり切り捨てるとレイも今後の行動次第で何かを掴んで見せると意気込みお茶に口を付けていた。




「ん~~そろそろ時間もかなり遅くなってるし俺はログアウトしようかな。

――――――――――みんな今日もお疲れさん。」

「ムクロ君お疲れ様、それじゃ私も寝ちゃおっかな。

エリはこれからどうするの??」

「そうね・・・この世界には様々な文献があるからそれに少し目を通してから寝るわ。

――――――――だから2人ともお休み。」

「ご主人様にユリハお疲れ様です。

出は引き続き私はエリのお世話を行いつつ私も本を読ませていただきます。」

そう言ってレイはムクロから貰った本を読みはじめムクロとユリハは2人の邪魔をしないようササっとログアウトしそのまま何事もなく床に就くのであった・・・・・




それから時は流れ・・・明朝の朝5時、悠一たちはバス停前に歩いて向かい。

涼孤と悠一の2人が先にバス停に到着しており他に誰の姿もなく朝の霧と日差しが混じり合い清々しい気持ちの中待っていると・・・・



「悠一ィ~~おっはよぉ~~~ん!!!今日はすっごくいい天気になるって言ったよ!!

雨が降る気配もないし最高な流れだよね!!!グロリアとは大違いだよ。」

「あはは・・・学校の時の朝とは違うテンションの高さだな。

俺は少し寝たりない感じで・・・ふわぁぁ・・・少し眠たいかな。」

「悠一は遅くまでグロリアをやりすぎなんだ。

少しは目を休め体を休めるなどをしてだな・・・ん?あそこにいるのは・・・由里か?」

「ごめんみんなお待たせ。

色々と用意をしてたら遅くなっちゃって・・・えへへ。

今日はすごくいい天気になるって言っててすごく楽しみだね!!!」

由里も耀子と同じ発言をしながら目をキラキラとさせて語り悠一の隣に立ち個人的におはようと呟くが・・・・



「すーーーーーすーーーーーん??んん??由里??おはよう・・・・いい朝だな。

―――――――――――ふわぁぁ・・・・」

「悠一君・・・もしかしてあれからまたグロリアをしてたの??

早く寝て次の日に備えないといけないって言ったのは悠一君だったような気がするんだけどなぁ??」

「さっそく出たよ2人のイチャイチャ・・・・全く由里はわかってないじゃんよ。

悠一が解散してから寝られないって言ってからソロ狩りするなんて日常茶飯事。

本当なら涼孤さんにブロッサムとかPCを持って行ってもらうところだったけれど・・・・まさか本当に朝までしてるなんて・・・悠一はある意味平常運転だけど・・・・子の寝顔はある意味レアなんじゃ・・・・げあ!?」

「朝から一体何をしているのかしら??悠一のウトウトした顔をジロジロ覗くなんて。

――――――――――よくないのではないかしら??」

と、耀子にツッコミを入れながらコトハが現れ・・・着々とメンバーが集まる中、彩花の車があとどれくらいで来るのかと待っていると聞いていたかのようにして彩花がやって来た。

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