第630話 次なる戦場へ
―――――――――――――――古代の遺跡後地
ギガンテスの叩き付けた一撃はユリハとミストの剣によって完全に受け止められており。
その攻撃に隙を作ってしまったギガンテスはガードが間に合わず咄嗟に飛び出したミストの痛烈な薙ぎ払いを受けて弾かれると。
次の瞬間にはガード態勢からすぐに立ち上がったユリハが即座に連撃を見舞って見せた。
「はぁぁぁあぁぁぁッ!!!!テイヤァッッッッ!!!!!」
「グ、グフォ・・・・ゴファァァァ・・・・ゴゴ・・・・」
「さっきの攻撃からの瞬時で立ち上がるユリハの動きは一体・・・・
ユリハは武器の効果でステータスにプラス値を入れているのか??」
ミストは疑問に思った事をギガンテスの動きに注意しつつユリハに問うとユリハは武器を見ながら答えた。
「この武器にはね・・・私の足りないモノを補うアビリティをガヘリスに入れてもらったの。
目の前の敵から足りない項目が画面に表示されてその中から自分で選んで未来につなげるアビリティ・・・・
―――――――――――ミライアーツって言うの。」
「ミライアーツかユリハの作り出した新たな武器の力か。
瞬間的に自身に足りないステータスの補助を行えるアビリティは凄まじい効果だな。
場面に合わせた臨機応変な力が必要とされる剣士のジョブにはうってつけだが・・・この中ボスにはまだまだその力が試せそうだな。
―――――――――お互いに。」
「ゴフォォォォォオオオォ!!!!!」
ギガンテスは未だにどうして攻撃が防がれ一撃一撃が重いのかと不思議に感じつつもユリハに攻撃をしようと突撃をするが・・・突発的な攻撃でもない限りユリハはダウンしないと知らしめるかのように移動力を上げて加速しギガンテスの攻撃を避けると同時に腹にあった弱点を突きダメージを入れると再び弱点が移動し足に移動していた。
「今のユリハに対して今の所敵はいないのかもしれないな。
だが私もここまで来た以上は最後まで共に戦おう!!!
―――――――カートリッジ変更!!ロングブレード!!!」
「カートリッジで武器の攻撃範囲が上がった!?
すごい・・・ミストの武器はカートリッジ次第で用途に合わせられてすごくいいね!!!」
「グフォォォォ!!!!フォォォォオッ!!!!」
剣の形状がさらに伸び大剣よりも若干長いと思えるような剣をミストは振るいギガンテスに攻撃を仕掛けるとギガンテスはその剣を両手で受け止めるがその間にユリハは弱点を次々に攻撃しダメージを入れるとギガンテスのバーサク状態が切れ通常のモードになるとミストの剣を支えるだけの力が入らないのかヒザをついて息を上げコレ以上は戦えないといった様子にミストとユリハは最後の一撃と弱点に同時攻撃を叩き込み中ボスモブであるギガンテスを打破した。
「ぬぉ??あの様子じゃと2人が中ボスモブを倒したようじゃの。
ユリハ~~ミストぉ~~おかえりなのじゃ~~~」
「えへへ、ミストと一緒に中ボスモブをやっつけて来たよ!!!
さぁ残ってるモブ達はどこにいるのかな??」
「ん?モブなら今の所ヴァニスが1人で戦ってるよ。
何でも武器の調整をしたいとか何とかでモブを1人で倒させてほしいって言って引き寄せの指輪でモブを集めてそこで戦ってるの。」
ファムが指さした場所ではヴァニスと複数のモブを同時に相手しており。
息を切らしながらもヴァニスは剣を振るい・・・武器の効果を使ったのかモブの体を貫きバラのような花が現れモブ達は次々に消滅して消えさりバラも同じようにしてさらさらと消え・・・ヴァニスはユリハ達を見ると駆けよってきた。
「あら?やっと中ボスモブを倒したの??こっちは武器のテストを兼てファムたちからモブを引き受けて戦っていたのだけれど・・・
この武器は本当に最高に優雅で私に似合う高貴な武器に仕上がったわよ。
これを一緒に悩み作り出してくれたガヘリスには後日贈り物を贈呈してあげないといけないわ。」
「ぬぅ・・・・アタイたちもモブを相手にしておったから全然ヴァニスの武器の効果がわからぬのじゃがあれだけのモブを相手にヴァニスが傷を負っていないところからすると言うだけの力を秘めているという事なのじゃ。
じゃからアタイは少しヴァニスに興味が出て来たのじゃ。」
「うんうん!!私もその武器がどんな風に機能するのかすごく見て見たい!!!
次の時にでもゆっくり見させてね?」
「はっはっは、こうして考えると各自の武器は不安もあったが自分たちの納得するような成果を出していて何よりだ。
とかいう私もこの武器のギミックには驚きと今後の運用に未来が見えた所だ。
だからこの先の中ボスモブを叩きながらさらに磨きをかけていきたいところだが・・・・そろそろ移動しようか??」
ミストの問いにユリハ達はその場で回復だけを行いすぐに次の中ボスモブがいる場所を目掛けて移動すると次なる場所が見え。
ムクロたちも同じようにして距離を取りユリハ達の動きを見ながらリザードマンの肉を頬張って見ていた。
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