第24話 拒否

拒む者がいる。

拒まれる者ができる瞬間だ。


疎外感、劣等感、自分には他人に受け入れてもらえる資格がないという現実を突きつけられる瞬間。


弾かれ続けた、その先にあるものはなんだろう。

僕は、何処に向かって転がり続けていくのだろう。


転がっているうちに、角が取れて、転がりやすくなってしまった。


ゴロゴロと転がるだけの人生。

転がった先で一時留まっても…またすぐに奈落へ向かうように転がりだす。


いつか…留まれる場所があるんだろうか…。

逃げているのだろうか?

追われていたのだろうか?


僕は…何に…弾かれたの?

誰に弾かれたの?


なぜ転がりだしたのだろう…僕の時間は奈落へ向かうだけ。

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