今の自分は少年陰陽師からできているほど根強い作品

単行本は最新刊まで所持していますが、また一から読みたくなるのがこの「少年陰陽師」。この作品を読むことで、言葉の意味、音の響き、名前の大切さを知ることができます。今の自分の考えは、子供の頃から読んでいた少年陰陽師からきています。
「異邦の影を探し出せ」は、最新刊から見るととても感慨深いです。
幼い頃の昌浩ともっくんが話しているだけで、彰子が昌浩と御簾越しでないまま話す場面を見るだけで、十二神将が晴明しか認めていない頃を見るだけで、目頭が熱くなりぐっと胸が痛むほど。とても長く続いているシリーズですし、振り返ったときの感動も一入ですから、今回をきっかけに少年陰陽師を読み始めた方には、是非とも最新刊まで読んで頂きたいです。
個人的な感想ではありますが、ついにお待ちしておりました、という感じです。自分の人生の中で一番大好きな作品が今回カクヨムに登場ということで非常に嬉しく思います。少年陰陽師好きな方がさらに増えますように……!

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