インシデント・2 電磁怪獣現る。
人物紹介 解説
■登場人物
【万丈目・
>一四歳。男。光ヶ丘中学校、二年。
>臨時電波監視官補佐。特殊電波監視課、保護監視対象者。
>冴えない眼鏡男子。怪獣オタク。電波が見える特異体質。見えるだけではなく、強力な電波を感じると髪が逆立つ。
>好きな物、怪獣映画。冠怪獣ペンタゴン。怪獣大妄想。
>嫌いな物、呪い。幽霊。
【本城・愛】ヒロイン
>年齢、秘密。女。電波監視官。
>所属、総務省・関東総合通信局・電波監理部・特殊電波監視課
>勝気で明るい性格、説明好きで解説のたびにオーバーアクションを取る。頭のポニーテールはエクステンション。電波が見える特異体質。特技、格闘技、中国憲法。
>好きな物、刑事ドラマ。
>嫌いな物、髪を触られること。偉そうな大人。
【
>二五歳。男。主査、特殊電波監視課担当顧問兼調整官。三章から班長。
>所属、総務省・総合通信基盤局・電波環境課
>大学在学中に政治家、官僚の勉強会に積極的に参加し将来を有望視され、二〇代で主査を任されるエリート官僚。各省庁とジーメンスの間を取り持つサーバントリーダー(調整役)。電波が見えない一般人。
>好きな物、仕事。
>嫌いな物、言うこと聞かない奴。
【鬼塚】
>五〇歳。男。課長、上席電波監視官。
>所属、総務省・関東総合通信局・電波監理部・特殊電波監視課
>冴えない中年職員。老眼鏡をかけ、赤いカーディガンを着ており、クジラ柄のネクタイは家族からのプレゼント。キャリア官僚に弱い。電波が見える特異体質。
>好きな物、TV。時代劇。映画。
>嫌いな物、トラブル。
【些少・八重子】
>三五歳 女。主任分析官、上席電波監視官。
>所属、総務省・関東総合通信局・電波監理部・特殊電波監視課
>頭が良くクールな性格で物事を冷静に見極める。周囲から博士と呼ばれている。対ジャマー兵器の開発とジャマー殲滅の作戦立案を担当する。電波を音としてとらえる為、常に雑音がして重度の難聴と同じ状態にある。雑音となる電波をかき消すヘッドホンを付けている。
>好きな物。ジャマー研究。UFO研究
>嫌いな物
【室町】脇役
>一四歳。男。光ヶ丘中学校、二年。
>主人公の親友。
>三人の中では勉強が出来る賢い生徒。
【町野】脇役
>一四歳。男。光ヶ丘中学校、二年。
>主人公の親友。
>三人の中では頭が悪く余計なことを思わず言う。
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■用語
【ジャマー】
>電磁波の身体を持つ生命体。生きた電波。電波である為、普通の人間には見えず機械類に取り憑きエサとなる電波を吸収して怪電波を発する。時に人間に取り憑くことで人体に蓄積された電磁波を吸収することもあり、取り憑かれた人間はジャマーの電磁波に当てられ身体的不調や精神に異常をきたす事がある。ジャマーの種類は様々有り、存在してても何の影響もない個体もあれば強大な電磁波を放つ個体は人間を死に追いやるほどの力を持ち時には自然災害を引き起こす。見えないと言うこともあり人々にその存在を受け入れられることは難しく、ライフラインに及ぼす危険性は社会にパニックをもたらす為、存在は極秘扱いされている。
【G/SieMENS ―ジーメンス―】
>日本の電波に関する政策、法整備を決定し事業、運営を管理しているのは総務省である。その中で違法電波の取り締まりを担当するのは日本全国、十一管区に配備された総合通信局。そして略称、総通局内にジャマーを陰ながら監視、殲滅を目的にした組織こそが特殊電波監視課、通称ジーメンス。ジーメンスに所属する人材は主に電波に関する特異体質を持った者が多いが電波が見えない一般の人間も何等かの形で関係しており、ジャマーが公に出来ない存在の為、ジーメンスも又、非公式の存在である。彼らは日本の安全神話を脅かすジャマーから人々の生活を守る電波防衛隊なのだ。
【リアクター】
>ジャマーの心臓部。赤い球体で無数の雷を放射しておりジャマーのエネルギー原。リアクターはジャマーの防衛システムを兼ね備えておりリアクターが有るうちはジーメンスの電波兵器による攻撃は効かない。
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■秘密道具
【アイソレーションファイバーエレメント(
>ジャマーの体内で電磁界の崩壊を誘発させ、胴とリアクターを【アイソレーション/アイソレ】(分離)させる、細いロッド型アンテナ。エレメント(素子)と呼ばれ使用する電波体質の人間の脳波から出る周波数と共振することでロッドの先から光りの繊維がリアクターに当たり釣りの要領で引き抜く。引き抜く際、リアクターは電波を放出するが、放出する電波が炎上しているように見える。普段はボールペンなどに偽装している。
【ウルティマヘテロダイン増幅ゲイン砲】
>スーパーヘテロダイン方式の応用で直進する電波に電磁波をかき消すウェーブをスパイラルさせ振動数が短い短波のストロークを伸ばすことができるが、使用する電波の周波帯は各国の政府機関が電波法にのっとり振り分けており国民へ公にしていない周波帯が存在する。ゲイン砲は公にしていない電波を防衛の為の兵器として運用し地上デジタル放送の周波数帯の一部に偽装している。
ゲインとはアンテナの一種で各家庭に備え付けられた衛星放送用のパラボラアンテナや地デジ用のUHFアンテナからジャマーが嫌う逆位相の周波を発して攻撃する。
地上デジタル放送はこのゲイン砲を日本全国どこでも発射できるように配備された対ジャマー防衛兵器。
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