5.水流
かがり火すらも
寄り合う木々の古い破片を拾う時、
無音の
どこで分かれた?
ただならぬ無に古い時を
遠く
事なる隠者を問わぬまま呑む森にも
慣れず
湧き出る雫の歌いは「この道を……」
して岩の忍びに雪さえ孵る
喪の水飲みから/呼び水で問う、
なぜ心では川にある?
高き光を照り返しては泥を呑む川の
たたえる時の
昇る無なる響きに
この身の分け前いただく時、
もはや滅びて分かれ行くとも
「進むか戻るかこの道を」して――沈黙
ケモノで佇む時、
近みに
また進むも戻るもこの道の
かり取り機械 黒鳥 茜 @Kenosis
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