用語
魔術用語
■
■基礎
■既存の世界法則に干渉し、過不足なく、逸脱しない範囲内にて、表現可能な現象を引き起こす手段の一つ。流れとしては魔術回路に魔力を通すことで、魔術構成を編み、流出する魔力で構成を起動し、目的の現象を引き起こす。基本的には、その時点において特別な行動、言葉、陣などは必要とせず、行使した現象のみが発言するものの、それら行動が無意味とは限らない。
■魔術回路は基本的に不変であるものの、魔術特性に強く依存するが、成長しないわけではない。そのために魔術師は研究をすることで、己を成長させようとする。
■魔術の種類はおよそ三つとなり、一般的なものは術式と呼び、構成を陣とする場合を術陣、そして直接描いて儀式をするものを式陣と呼ぶ。または、空想学的な、論理の学問とも。
■
■基礎
■魔術を行使する際に必要な構成のこと。いわば内部構造であり、過程そのものでもある。論理的かつ精密なものであるため、一つでも狂っていれば成果は出ない。風を起こすのに扇であおぐことも、構成にすれば非常に複雑化する。
■
■基礎
■魔術師においての専門分野、または得意分野。
■魔術回路には個性が発生するものではあるが、その偏りが特性を生むのではなく、特性に応じて魔術回路は変わる。基本的に特性を変えようとしても変わらないものだが、あえて使わないことはできる。特異なものを封じることとなるため、自己否定にも繋がり、行使に影響が出る場合も。
■特性は多くあるが、属性別となる場合は地水火風天冥雷を使う。また、細かい分類に関しては、その名称のほとんどが魔術師協会が積み重ねた歴史の中でつけてきた。
■
■基礎
■魔術師が術式の行使時に必要とする、体内に組み込まれた第七器官。
■無数の糸が絡み合ってる形状を創造する者も多く、また、板に刻まれた無数の傷とも言われる。ただし、術式を行使する魔術師はその形状を把握しておらず、できず、感覚的なものでしかない。特性に応じて使えない術式があっても、魔術回路には総ての術式に応じた回路が刻まれている、という見解もあり、特性で得手ができるからこそ、不得手がなくなるのだという者も。
■
■基礎
■魔術の属性分類であり、地水火風天冥雷のこと。また、地水火風を四大属性とも呼ぶ。天は誕生、あるいは創造系列に該当し、冥は破壊や分解など。雷の場合はやや特殊な立ち位置であり、雷の特性を持つと、ほかの属性を一切使えなくなる場合が多く、やや孤立している。
■
■基礎
■魔術が
■魔法師とは、その法則の一部を担う者。行使にはほとんど制限はないものの、発展をすることもなく、
それは既に完成されたものでしかない。魔術で火を熾すことはできても、魔法のように火を創ることはできない。魔法師は法則を担うことで、世界を支えている。つまり、魔法師の誕生は、世界の不安定さを具現しているという考えも。
■
■基礎
■術式、ないし法式を使うために必要なエネルギー的な要素。魔力の要領には個人差があり、貯蔵量と使用量は必ずしも均一ではない。自然回復するものでもあるが、その量もまた個人差がある。
■
■
■基礎
■術式行使の際に利用した魔力が、外世界に影響を及ぼしたもの。これにも個人差があり、同一のものはないとされる。儀式陣などの準備ではよく感じることもあり、あるいは術式の余波と呼ばれる部分にも魔力波動はある。または、人が存在する上で必要な魔力が、人の存在の印象たらしめるものを指して、魔力波動と呼ぶことも。
■
■基礎
■魔術品を作るための素材。特定状況下で、特定の条件のみで発生する物品が多い。加工を前提とするものがほとんどで、加工したものを魔術品と呼ぶ。高級品であり、簡単には手に入らない。ゆえに、一部魔術師などは、素材収集で生計を立てている者もいる。
■
■基礎
■魔術素材を加工して作ったもの。ただし武装ではなく、あくまでも特定の術式に対応する物品のこと。複写した術式を封じ、保管する場合などは、魔術品を利用する。また、術式の媒介としても使用される。
■
■基礎
■魔術品の中でも、武器そのものになりえる品物のこと。創造されたナイフや、特定の術式を発動可能なものも。いわゆる武器として扱われる魔術品のすべてがこれに該当する。
■
■基礎
■魔術構成そのものを陣として展開することで、術式の行使をわかりやすくしたもの。展開式を変更した形のものが多く、戦闘においてもワンアクションが必要となり、致命的な隙にもなりうるため、利用者はほとんどない。あっても、精密な術式の準備段階で行うくらいなものだ。ただし、鷺城鷺花の場合、これを基礎として発展させた。
■
■基礎
■魔術に対し、その広範囲化など、補助を付与するために描く陣のこと。
■魔術そのものを発動するのではなく、あくまでもメイン術式に対する補助。ただし、メイン術式そのものを内部に描くことがほとんどで、一つの広大な術式である、と捉えても間違いではない。ただし地面などに描くため、準備に時間はかかる。
■
■内世界干渉系
■魔術を大きく二つに分けた場合、術者本人に影響を及ぼす術式を内世界干渉系と呼称する。状況分析系の術式のほとんどはこちらに該当する。
■
■外世界干渉系
■魔術を総合的に二分割した場合、実際に効力を現実的に具現するものを指す。攻撃系の術式の大半がこれに分類される。
■
■基礎
■術式における効果範囲のこと。たとえば火と水の術式がぶつかった場合、水の支配領域が強ければ、海の中で火を熾そうとする状況と同じになり、そもそも、火は発生しない。魔術師の戦闘とは、まずこの支配領域の奪い合いから始まる。
■左右の広さだけではなく、上下の深さにも関連する。
■
■基礎
■世界と呼ばれる器そのもの、現存する自身を含めた世界の呼称。内包する法則の総称でもある。単純に、世界のこと。
■
■基礎
■魔術の行使そのものが、魔力消費、魔術構成を経て発揮されることから、複雑な構成そのものを一つの式として捉えることが多く、そのために、魔術全般に対して、行使し発現した結果に対して、略称として術式と呼ぶことで、魔術の行使に対して一つの括りを付け加えた。
■座学で魔術研究を行い、学問とする部分との差を明確にするためでもある。
■
■基礎
■魔法を行使した際の結果、ないし魔法における効力そのものを指す。
■
■基礎
■魔術の中でも文字を利用して扱う式のこと。
■
■
■基礎
■言葉を鍵にする術式であり、一般的には身体強化系を主体とする。前半に効力を示す言葉が入り、後半に個人が持つ特定の鍵となる言葉が作られる。たとえば、疾走の解、疾走の礎。この二つは基本的に同じ効果を示すが、差異はある。
■比較的習得が容易いため、安易な戦力向上として学ぶものが多い。
■
■基礎
■あらゆる魔術師が、術式そのものを研究する際に利用しているもの。術式構成を見える形で展開することにより、変化を把握させやすくする。ただし、直接触れて操作可能な展開式は、上級者向けだ。
■
■基礎
■魔術構成における左右の繋がりの配置の呼称。基本的には同一術式の補強、範囲設定など、基礎的な部分にある。
■
■基礎
■一つの基本に対し、それを補助し効力を上げる形式を、複合とする。意識としては縦の並びであり、上にあるものを支える形。いわば上下の繋がりにあたる。
■
■基礎
■二つの構成を混ぜ合わせることで、違う効果を発揮すること。簡単には水と風を混ぜて氷を作る、など。魔術と呼ばれる式を作成するために、この過程は必須とも言える。
■
■基礎
■術式構成に対し、三次元方向に対する発展を行うこと。構成そのものが立体表現されていても、それが二元的である以上は至れない。また、作りあがることはあっても、意図して解析することは困難なもの。理解できているのはごく一部の魔術師。
■
■基礎
■魔術のことが記された書物のこと。
■その大半は著者がメモ代わりにしているようなものであって、そもそも読まれることを前提としてはいない。そのため、魔術師は誰かの魔術書を読むことで成長することもありうるが、解読そのものが困難なため、あまり効果的ではない。ゆえに、本来は一般人が簡単に解読できるものでもない。
■
■基礎
■魔術書とは違い、誰かに読まれることを前提とした書物。著者の術式そのものが組み込まれた本であり、
一般人でも読者になりうる。魔に導くための書物として存在しているため、危険視されるが、書く魔術師が後を絶たないのには、それなりの理由もあるらしい。
■
■内世界干渉系
■四十文字程度で五ギガバイト程度の文章情報量を持つ言語。世界そのものが記録しているとされる、アカシックレコードもこの言語で記されている。高位魔術師にとっては当然の言語であり、基礎にもされているが、大抵の魔術師は一文字を読み解くのに、最低でも五年以上はかかると言われている。
■
■魔法
■他人の思考を読み取る法式。そもそも人の思考が混沌としたものでしかなく、読み取ったところで、茫洋としたものでしかないのだが、その中でも一部だけ感じ取れることがあり、それを、思考の流出として捉えた。
■鷺城鷺花が所持している法式。
■
■外世界干渉系
■第三者が利用した術式をそのままに、自分のものとして扱う特性。魔術構成そのものも当然だが、完成され行使された術式という前提がある。
■
■外世界干渉系
■設計図を構築し、物品などを組み立てる魔術特性。基本的には遠距離での組み立てができず、大きいものもできない。分解とは一対。
■
■外世界干渉系
■規定の術式に対し、範囲を拡大して行使した場合などに使われる。一般的な大規模に対してアトモスというカテゴリを。更に巨大化させた場合、ギーガアトモスとも。
■
■外世界干渉系
■対象のなにかを吸収する魔術特性。一般的には吸収からべつのものへの転換が一セットとして使われる。
■
■外世界干渉系
■対象を複製して所持権を己のものにする
■つまり、他者の個性そのものを、自分の個性に合わせてしまう。
■
■外世界干渉系
■
■
■外世界干渉系
■多くは声を利用して術式を構成する
■
■外世界干渉系
■ジェイ・アーク・キースレイが創り上げた魔術の一つ。
■対象の術式に、同等かそれ以上の魔力を消失することを制限として、対象の術式そのものを消してしまう術式。難点は使用した時点で身動きができなくなるのと、相手の魔力容量が己を上回っていると、そもそも負けが決定してしまう。
■
■外世界干渉系
■鷺城鷺花が使う術式の一つ。
■三十二枚の術陣を組み合わせた、広範囲展開型術式で、出口と入り口を繋げて逃げ場を塞ぐための術式。迷うことはないものの、術者である鷺花を殺すか、解除するための鍵を十一個作らなければ、無力化できない。
■
■内世界干渉系
■
■鷺城鷺花がこの言葉を使ったが、つまり、彼女にとっては魔術としてこれを捉え、ならばこそ解除することも、誰かに付与することも可能だと示唆している。ただし、できるとも、できないとも、当人は口にしていない。
■
■創造系
■魔術師が身の回りの世話などをさせるために作る人形のこと。
■基本的には命令された特定の動作のみを行う。言葉を話さない人形がほとんど。人形そのものも当然だが、稼働させる術式なども、難易度に幅がある。最高峰の自動人形は、人間との見分けがほとんどつかない。
■
■内世界干渉系
■自身に付随する収納可能な空間を作る術式。
■基本的には、何かしらの特性を付与することで固着させ、特性に順じたものを収納可能とする。
なにもない空間から取り出す場合のほとんどは、これを利用する。内部の広さには個人差があるが、特性そのものが単一である場合が多く、弾丸や拳銃、剣やナイフなどが一般的で、無数の物品が入るわけでもない。ただし、魔術師の錬度にも依存する。
■
■内世界干渉系
■対称を効率よく破壊可能な点、ないし線を読み取る瞳。
■弱点を看破するのではなく、強度の低い点を見抜く。術式ではあるものの、あくまでも人体の内部に組み込んだ術式が視覚に対して干渉し、当人にそう見せているだけで、他者は感じられない。また、人体改造の一種でもあるため、あまり好まれない。
■
■外世界干渉系
■特定の術式を広範囲化する場合に付属する単語。単独では使用されず、あくまでも付随するかたち。
■
■外世界干渉系
■なにかしらを区切り、また区別することを主点とした
■
■内世界干渉系
■あらゆる状況を発見可能な瞳のこと。
■単純に
■コキュートスの
■外世界干渉系
■
■三百二十一枚の術陣を組み合わせて作った、限定型の術式。対象を完全隔離するのだが、見た目は四角形のキューブ状になる。基本的に保護のための隔離だが、内部はそれなりに広く、また抜け出すことはできない。鷺花レベルの魔術師ならば、もちろん可能だが。
■
■内世界干渉系
■あらゆる魔術の知識の宝庫とされる人物の蔑称。基本的には存在しない人物への揶揄でもあるが、実在した。魔術に関連するあらゆる事象の中で、知らないことがない。
■
■外世界干渉系
■
■
■内世界干渉系
■特定範囲を指定し、周辺情報を調べる術式。あくまでも情報を取得する自身へ影響するため、内世界干渉系だが、行為そのものは外世界に影響を及ぼすため、探査そのものが発覚する場合も。
■
■外世界干渉系
■ジェイ・アーク・キースレイが創り上げた術式の一つ。
■世界そのものは脳内で補完され、脳内の情報のみで認識している、という前提から、外部情報を仕入れて組みあがるはずの現在情報に対し、仕入れた内部情報を変更することで現実の外部情報を変えてしまう。ただし、痛覚などの強い感情などが混ざると実現が難しい。己の傷はなかったことにできるが、誰かの傷をなかったことにすることは、対象の認識そのものも混ざるため、困難となる。
■
■外世界干渉系
■
■二百五枚の術陣を組み合わせて作った、空間型の術式。区切りをつけた空間の内部の七則そのものを、最大強化することで、鷺花自身が扱う術式の速度・強度などを底上げしたフィールド。鷺花に適応するため、第三者にとっては敵地も同然となる。
■
■外世界干渉系
■ある特定の状況下、ないし条件下において、二つのものを同一とする特性。八割の類似性を表に出すことで、残り二割の差異をなかったことにする。地続きであり、そこが足場ならば、あちらもこちらも無関係として、短距離ではあるものの、移動時間そのものを無視することも。
■
■外世界干渉系
■刃物に対して強い関連性を持つ
刃物の創造に関係する。
■稀代の鍛治師、エグゼ・エミリオンの特性でもある。究極的には、刃物の創造ならば、あらゆる術式を組み込める位置にまで昇ったとされている。
■
■内世界干渉系
■ 特定のルールに基づいて、対象の内部を調べること。ルールそのものは術者に依存し、どちらかといえばいくつかの項目を作り、それらに対して合致するか否かをチェックする行為に近い。
■
■外世界干渉系
■対象物を右から左へ移動させるのではなく、この場合は自身を移動させる、いわゆる空間転移のこと。直線運動の場合、己を動かずに周囲を変えることで転移を完成させる。地形効果を利用した位置の変換、同一の特性を使って移動する場合などは、これに該当する。
■曲線運動の場合は、自ら動く。障害物を迂回して移動することから、曲線と呼ぶ。こちらは距離そのものに対して干渉して転移し、一歩を踏み出す行為が必要となる。
■
■外世界干渉系
■対象のあらゆる事象そのものを、一時的に停止させてしまう
■
■魔法
■一個世界を、その器を作成してしまう法式。ただし、器だけであって、内部のなにかを作ることはできない。
■
■外世界干渉系
■本来は、物理的なただの槍である。それは岩を割り、川をせき止め、海を押し戻した、そんな一本ずつの槍が千本集まったものの呼称。一つ一つが違う効力を持っている。かつては生涯をかけて、シン・チェンが集めた彼の得物である。今では夢物語のように言われるが、
■
■内世界干渉系
■自身の所持物を、対価・代償を伴って、誰かに渡すこと。これには対象を含めた二人の間に、契約が発生し、所持権そのものが変更するため、所持していた、と口にできない場合もある。
■
■外世界干渉系
■ 術式の展開に応じて使われる単語。小規模か、あるいは内世界干渉系の術式の場合にはセルを使うが、
広範囲である場合などはハウスと呼称することも。
■
■内世界干渉系
■教皇庁がジェイ・アーク・キースレイに与えた二つ名。
■魔術用語としては、魔術回路そのものを可変させるといった、本来ではありえない作用に対する呼称だが、遺伝するものであって、突然変異以外では、まずありえない。教皇庁は信心深くないキースレイに対し、聖遺物の別称であることを建前にして、お前は役立たずのゴミだと揶揄した名でもある。
■
■外世界干渉系
■ジェイ・アーク・キースレイが創り上げた術式の一つ。
■人には
■
■内世界干渉系
■対象を己に憑依させることで、同化してしまう術式。
■
■外世界干渉系
■儀式陣の一つであり、周辺環境のなにかを、集めて積載する陣のこと。代表的なのは魔力集積陣であり、自然環境内の魔力を周囲から集める。
■
■内世界干渉系
■教皇庁が管理する禁書指定の魔導書の一つ。本質としては他人の認識を奪う術式が組み込まれている。実害として、著者の思考、ないし魂そのものが読者に乗り移ってしまう。
■
■外世界干渉系
■人形そのものを製作する魔術師の総称。最高峰の人形師に対し、魔術師協会では完全人形師、マエストロの名を与える。ほとんどは魔術品としての人形であり、それらは
■
■外世界干渉系
■自身の鼓動と呼ばれる音を起因とする
■
■外世界干渉系
■複製とは違い、物質を除外し、術式に限定してまったく同一のものを作り出す
■
■魔法
■魔法の種類を大きく二分したものの一つであり、特定状況下でしか発揮されない法式をそう呼ぶ。特定状況と呼ばれるものは、十年に一度あるかないか、といったレベルのものでしかない。
■
■魔法
■止まることなく稼働し続ける法則に対する呼称。魔術においても使われるが、多くはない。永続する、終わりのない、常時展開するもの。
■
■外世界干渉系
■本来あるべき物品を、べつの形で具現する術式。空気のハサミ、泥の靴など、形ある物品の模倣に限りなく近い。利便性としては特性が付与可能であり、本来のものより使い勝手が良くなるが、基本的には術者などがそれを、手で持ったりと、扱わなくてはならない。それならば最初からハサミを所持していればいい、という理屈も通る。だが、あるいは、魔術の基本なのかもしれない。
■
■物品
■特定の術式を、小さな紙などに付与したものを、符式と呼ぶ。魔力消費量はほぼ同一であるものの、他者が構成した術式であっても、ほとんどタイムラグなく符式として扱えるため、利便性は高い。ただし実戦用であり、魔術の研究者としては、安易に頼れないものでもある。
■
■外世界干渉系
■ジェイ・アーク・キースレイが創り上げた術式の一つ。
■衝撃、その根源である振動、勢いなど、それらの指向性を操る術式。運動力に対する物理法則を度外視し、本来ならば発生するはずの力を操作してしまう。壁を殴った動きで、本来ならば衝撃に対して肘、肩などにくる反動を零とし、殴った先への衝撃だけを、数百倍にすることも可能。
■基本は
■
■内世界干渉系
■意図した場所で区切ること、その
■
■魔術全般
■文字通り、空白のこと。魔術品、魔術素材、魔術構成、あらゆる場面で利用される、余白。そこは空いているため、なにかを詰め込むことも可能。
■
■外世界干渉系
■なにかしら余計な力を与える
■
■法則
■世界そのものが持つ、特定の法則に基づいた、決定的な部分のこと。降らない雨がない、などといった概念に限りなく近いものであり、誤魔化すことはできても改変することは不可能とされる。また一般的には、それを察することも困難で、理解はできないとされている。
■
■外世界干渉系
■一般的に、術式を行使するためのポイントを指定するための印。それは地図上に目的地をペンで囲うのと似たような意味合いである。
■
■外世界干渉系
■
■八十三枚の術陣を組み合わせたもので、広範囲に人を惑わす迷路を作る。内部に入ると、なにもしない内に外へ出されてしまう。目的地を隠すのではなく、到着させないための術式で、至れる者はほとんどいない。
■
■外世界干渉系
■相手の動き、ないし現状の所作などを操作する
■
■内世界干渉系
■他者の認識系に作用する
■
■全世界干渉系
■現存する、しないに関わらず、あらゆる法則を統括する魔法師の呼称。それは
■
■内世界干渉系
■元に戻ろうとする力の呼称であり、
■
■外世界干渉系
■二つの対象が持つ関連性をそのままに、違うものとして変える
■
■外世界干渉系
■あらゆる対象を流れるものとして捉える
■
■内世界干渉系
■本来は動かないものなどを、一時的に変更する魔術特性。不動と動とし、固定を遊動とするなど、条件変更に近い。ただし、ほとんどが一時的なものでしかないため、難易度に対して汎用性が低く、使用者は少ない。
■
■外世界干渉系
■二つの対象の位置を入れ替える魔術特性。移動方法は転移ではなく、入れ替えであるため、置換とする。二つの対象が同一のものであるのならば、ロスは少ないが、その比率や、有機物が対象となった場合には、それなりの消耗がある。
■
■外世界干渉系
■誰かに所持物を受け渡す魔術特性。移譲と違い、これは契約にならず、一方的に渡すものであり、いうなれば、勝手に相手の持ち物にしてしまう行為に近い。ゆえに、一方通行であるため、それに気付いた相手が拒絶すると、対象の所持物だったものは、誰の手にも渡らず、宙ぶらりになることも。
■
■内世界干渉系
■移譲でも譲渡でもなく、なにかを植え付ける魔術特性。空白容量を作り、その中に容量に合った、ないし合わない物品から魔術回路のような曖昧なものですら、植え付ける。移植に関しては契約も等価交換も必要とせず、移植の成立には代償もない。
■
■外世界干渉系
■自身の魔力を代償とすることで、同等のなにかを奪う魔術特性。奪取の対象となる存在が持つ魔力を消費することで、所持権そのものを自身のものにできる。奪取成功の際には必ず対象の物品などを落とすこととなるが、そこに術式を組み込み、術者の手に移動させることも。
■
■内世界干渉系
■
登場人物一覧・魔術用語 雨天紅雨 @utenkoh_601
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます