第121話 魔女を迎え撃て 後編
「デーモンゲート!!」
魔女達が放った光線をデーモンブリードが虚空に穴を開けて吸い込む。
デーモンゲート、デーモンブリードの祖父ゴート66世の十八番の空間操作。
窓ガラスをぶち破る感覚で空間に穴を開け次元の狭間への扉を開く技。
吸い込まれた光線の行き先はわからない、開けた穴もすぐに閉じた。
「おっしゃ、行くぜ!!」
レッドブレイズが高速で空へ飛び立ち、赤毛の魔女を殴り飛ばす!!
他の魔女達が驚き反撃に転じようとする前に全身から炎を放出して攻める。
魔女達はバリアーを張りながら散開した。
そんな中落ちて行く赤毛の魔女を、地上から銀の鎖が捕えて牽引する!!
「一匹ゲットでちゅっ!!」
魔女を捕えたのはアニーだ。
「ああ!!ジニーが!!」
捕えられた赤毛の魔女を助けようと、紫髪の魔女が突撃していく。
「待って、ナオミ!!」
眼鏡をかけたプラチナブロンドヘアの魔女が制止するも間に合わず!!
「・・・・・行かせない。」
プラズマジェットで飛んだフランがジニーと言う魔女に立ち塞がり放電!!
「いゃぁぁぁっ!!」
フランの放電が直撃し、ナオミと言う名の魔女が激痛に呻き墜落していく。
それをフランが鎖鉄球の鎖で拘束し捕獲。
「皆やってるな、俺も行くか。」
と、デーモンブリードが空を飛ぼうとするがリーファとメイに止められた。
「旦那様、私達にお任せを♪」
リーファがデーモンブリードを羽交い絞め。
「ええ、殿下を他の女の所へは行かせません!!」
メイも低空タックルで下半身をロック。
「・・・・・いや、戦闘中に何考えてるんだお前ら!!」
デーモンブリード、下手に抵抗せずに聞く。
「殿下があの魔女達に誑かされないように、お守りいたしてます。」
メイがそう言って、デーモンブリードの腰の魔王ドライバーをくすぐって外す。
変身が解けて進太郎の姿に戻される。
「・・・・あ、進ちゃん?・・・・・まあ、いつもの事か女房もちは大変だな。」
ちらりとリーファとメイに校内へと連れて行かれる進太郎を見てレッドブレイズ
は手柄を立てるチャンスだと察した。
アニーとフランはそれを見て
「「抜け駆けされた~~~~!!」」
ショック。
「・・・・どうしよう、ジニーとナオミが捕まっちゃったよ!!」
いつの間にか高度を取った、茶髪の魔女がプラチナブロンドの魔女に尋ねる。
「逃げましょう、私達じゃ無理!!」
プラチナブロンドの魔女の言葉に茶髪魔女が頷き二人は逃げ出した。
「あ、逃げんな!!」
レッドブレイズが火炎弾をぶっぱなすも二人の魔女がバリアーを張り防ぎながら
飛び去って行った。
アニーとフランは捕えた魔女を雁字搦めに鎖と猿轡で拘束し、進太郎がいるであろう
保健室へと向かって行った。
「女はこええな、通報は俺がするか。」
レッドブレイズが通報してヴィラン対策室から、報酬を得た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます