第105話 理性解き放つ姫君
・・・・・・・草木も眠る丑三つ時。
都内にある大使館別館、8畳一間の和室で進太郎は寝ていた。
す~す~、は~、は~、と規則正しい腹式呼吸で眠る進太郎の呼吸。
だが、音もなく戸が開け閉めされ、何者かが忍び寄る。
そんな状態でも進太郎は規則正しい呼吸で寝ていた。
・・・・・・ぼにゅんっ♪
と言う音と共に、甘い香りがする豊満な二つの物質に顔を挟まれた
進太郎の呼吸が止められる。
浴衣の下は全裸のリーファが、進太郎に覆い被さっていた。
縦四方固めならぬ乳四方固めである。
意識を取り戻した進太郎が見たのは、自分の上にのしかかるリーファ。
そして、進太郎が動く前にリーファが口から、ピンク色のガスを噴き付ける。
ファビュラスガスと言う、対象の自分への好感度を上昇させる魔界のアイテム。
マシンバイコーンの素となった、バイコーンとダンジョンで戦闘した時に
リーファがドロップ品として手に入れていたドロップ品だった。
「旦那様、私もアニーさん達を見習って我慢しません♪」
リーファが進太郎にささやく。
ファビュラスガスの甘い煙を吸った進太郎は、理性でロックしクローズ
していた思いを解き放たれていくのを感じた。
段々とリーファが愛おしくなり、彼女に触れたくなってくる。
・・・・・好きになっていい、求めてもいいんだ。
「おいでください、旦那様。私、全て受け止めます。」
進太郎の心を肯定したリーファの言葉に
「体が滾る、魂がときめく、もう誰にも止めさせない♪」
と言った進太郎の愛情が、マグマとなって迸り二人は結ばれた。
だけに留まらず、アニー達三メイドを召喚して一夜を過ごした。
翌朝、リーファも加えた幸せそうな笑顔の四メイド達に進太郎はお世話されていた。
「おはようございます、旦那様♪昨夜はお楽しみでしたわね♪」
リーファの満面の笑みは素敵だった。
リーファの笑顔にときめき、体は正直に反応するも進太郎は幸福感を感じていた。
ついにチームが一つになったヘルグリム帝国、後日彼らは吸血夜会が建造した
地下ダンジョンの踏破に赴く事となる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます