第101話 幕間:悪魔とバイクその1

*今回は、オリーブドラブ先生の作品である電光熱閃レイボーグと繋がる話です。

タイトル:電光熱閃レイボーグ

著者:オリーブドラブ様

作品URL:https://kakuyomu.jp/works/1177354054884195695


ヒーロー稼業をしてきて、知り合いも増えて来た頃。

東京にあるヘルグリム帝国大使館別館の庭で、お茶会が開かれていた。


客人は青い瞳の美青年、アーヴィング・J・竜斗。


サイボーグヒーロー、レイボーグ-GMとして活躍している業界の後輩。


竜斗は半魚人や人狼、人造生命等のモンスターメイドや執事などに驚きつつも

進太郎に話を切り出す。

「そういえば進太郎さんは、バイクとか使わないんですか?」

専用のバイクなどで現場に向かう彼からの素朴な疑問


「・・・・免許取れるの年末だし、費用とか考えると飛べばいいかなと思ってる。」

クリスマスイブが誕生日の進太郎、竜斗より年下である。


デーモンブリードの移動手段は公共交通機関と飛行能力で、専用のマシンなどは

いまだ所持していなかった、お金と法律の問題はヒーローの強敵だからだ。


「そう言えば、免許は16歳からですよね免許がいらない乗り物ってあったかな?」

竜斗も頭をひねるが、特に思いつかなかった。


そんなこんなで茶飲み話などをして竜斗が帰った後

「乗り物か、相談してみるか。」

この時の話題がきっかけで、ひと騒動が起こる事になる。


所変わって魔界、ヘルグリム帝国では

「・・・・・・バ?バイコーンっ!!バイクじゃないの?」

とフランの母親のドンナーと、進太郎の母親のメルティが雑談していた。


「そうなの♪バイコーンを乗り物に欲しいって進君にお願いされちゃた♪」

バイクが欲しい→バイコーンが欲しいと、母親に誤変換されて情報が伝わっていた。


バイコーン、二本の角を生やした馬のモンスター。

ニコニコしているメルティを見てドンナーは思った。


・・・・・絶対に勘違いしてる・・・・・・ツッコみたいけどツッコめないわ!!


「・・・・・・そうだわ!!バイコーンでバイクを作れば良いのよ!!」

ドンナーさん、強引に双方の思惑を混ぜにかかる。


こうして、明後日の方向にモンスターマシン開発計画が動き出した。

















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