第85話 中米からの刺客トラキーク
世界中に伝承がある怪物とは何か?
と聞かれれば、血を吸う怪物である吸血鬼が上位に挙がるだろう。
そんな、吸血鬼の特性や能力を持つニュータント達で構成される世界規模の
ヴィラン組織に吸血夜会という組織がある。
トランシルバニアに本拠があるとされているこの組織、最近東アジア支部が
壊滅したものの残党が他の支部や本部などに吸収されまだまだ元気である。
そのまだまだ元気な輩の代表が、吸血夜会中米支部である。
メキシコのジャングルに隠された石造りの神殿を基地として、ジャガーの怪人
テペヨロトルを頂点に戦闘員であるジャガーの戦士や幹部である怪人たちを率いて
麻薬製造販売と殺戮の饗宴を繰り広げアメリカや中南米のヒーローと敵対している。
「トラキーク、出て来い。」
テペヨロトルが、名を呼ぶ。
トラキークとは、七面鳥や火の玉に化けて子供を攫う魔女の吸血鬼だ。
「お呼びでしょうか、テペヨロトル様。」
フード付きのローブを着た女が現れて跪く。
「邪魔者共の相手をしている最中というのに、ヨーロッパの奴等からの指示だ。
中国の枯れ木どもに変り、日本へ行き新たな狩場とせよやり方は任せる。」
テペヨロトルが命じる。
「はは~っ、日本の血袋を我等が生贄に!!」
トラキークが拝命し、神殿内から姿を消す。
吸血夜会の新たな刺客が日本を襲う事となる。
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