夏休みとコミケ編

第31話 悪魔はコミケに東京へ その1

東京の片田舎のまほろば町での出来事からしばらく後、お台場。


夏のお台場といえばコミケ、ヘルグリム帝国は企業ブース。


委託販売を頼んでいる、桃川学園漫画研究会はサークル参加。


島から市を経由して松山空港から羽田を経て都内にある大使館の別館

をベースにお台場へである。


因みに別館が本来の外交などの大使館業務の九割で、桃ノ島の本館は

どちらかというと軍事基地という役割分担である。


「同人誌とフィギュアですね、合計で九千五百円になります。」

進太郎は、デーモンブリードに変身した状態で売り子をしていた。


今回の夏コミではデーモンブリードの全フォームのフィギュアを限定販売している。


フル稼働のアクションフィギュア、細部まで正確に再現された特注品である。


自分のフィギュアを売るって、羞恥プレイである。

「いらっしゃいませ~♪マグカップですね、千円になります。」

メイが笑顔で売っている。


「フィギュア4体ですね、三万二千円でございます。」

アニーも嬉々として手渡す。


フィギュアの売れ行きは良かった。



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