恋愛モノは普段あまり読まないのですが、ヒロインがゲームマニア、ということで親近感を感じながら読ませていただきました。
展開は王道で、二人のヒロインがどっちもかわいいので揺れる主人公の気持ちも分かります。デートの情景も目の前に浮かんでくるようで、こんな青春時代が送りたかった! と思わせてくれます。
気になった点としては、些細なことですが
やや主人公が事件に介入する動機が弱いこと(最初結構エニシに怒ってたのに、あっさり翻意しすぎか?)と、アンジェリカの片言日本語(ゲームのキャラっぽすぎて、真面目な話になってくるとそぐわないかな……)をあげさせていただきます。
次回作も執筆頑張ってください。
RTから来ました。
第3話まで読ませていただきました。
良かった点は下記のとおりです。
〇キャラクターの造形が練りこまれている
特にエニシが魅力的に出来上がっていたと思います。
気になった点は下記のとおりです。
〇物語の展開にスピード感がやや欠ける
プロローグは良かったのですが、主人公がエニシの手伝いをするようになる必然性が薄いように思いました。どうしても手伝わなければならない状況を作為すれば、物語も回りやすくかつ読者も引きこめると思います。
その他ひとこと
私も小説を書いていますので、ぜひお立ち寄りください。http://noveldragon.blog.fc2.com/
エニシ、アンジェリカの過去、関係性など非常にうまく組み合わせられていて、後半にいくにしたがって引き込まれていった。また、後半に行くにしたがってキャラクターが、よくいる登場人物から作者のオリジナルの人物に変わっていったように思う。
情景描写も、後半ほど具体的に表現されていたように思う。いずれにしても、後半の核心部分は非常に上手に、魅力的に描かれていた。
惜しいと思ったのは、主人公に特別な過去がなかったことだと思う。エニシ・アンジェリカを救う理由が、彼女たちを救いたいと思うから、だけというのは動機としてちょっと弱いと思う。そのため、前半は話を無理に進めようとするぎこちなさを感じてしまった。主人公の家族にも神様との交流があった、みたいな過去があると話の説得力、アンジェリカとの「縁」がよりはっきりするのではないか。
また、「作者が作品を通して何を伝えたいか」という部分をよりはっきり描いてくれることを私としては強く希望している。
いずれにしても、物語の盛り上げ方、キャラの個性の強さはとても勉強になりました。更新待っております。