応援コメント

12.景色消去」への応援コメント


  • 編集済

    散らばめられた言葉に感覚があちらこちらへと振られますね。横書きでスクロールするネット媒体に適した描きかただと思います。詩の改行はセンスだと言われますが、このレベルになると全体を俯瞰する絵を描くようなセンスが必要に思えます。コンクリートポエトリーとも結びつくような。ひとつひとつの言葉の意味と繋がりが浮遊しながら僕の中で、ぴたりと嵌まる場所を求めて、新たな詩情に結びついていくようでした。

    作者からの返信

    一度凝りはじめると際限がなくなって、あとで見返すと「あ、これはマズイかもしれない」と思うんですよね(^_^;) 

    こういうのは場当たりでやってて、やりながらあとで多少の修正をして、しているうちにまた凝ってを繰り返して出来上がります。たしかに、コンクリートポエトリーも影響しているかもしれませんが、新國作品のような見てパッと分かるような視覚効果と言葉の親和性が薄く、そこが心配になる要因なのでしょう。

    この作品は結構以前から何度も書いていて(その度に言葉も変わりますが、「雨が景色を塗る(略)――青く」は共通しています)、というのは実体験というか見方が変容して、何重にも重ねられた景色が見えてきたこと、重ねていくと景色が消失していくという経験を書こうとしたのでした(赤青緑の三つの光が重なるとき白色光になるようなイメージです)。

    過去に書いてきた分も含め「景色消去」に他者からの評価(コメント)をいただくことは殆どなかったので、好意的なコメントをいただけて嬉しく思います。ありがとうございました。