てさぐれ!けもの

ゆーあ

第1話? さばんなちほー

サーバル「じゃーあ、かばんちゃんのためにー、新しいごっこ遊びを考えてみようよ!」


PON☆


サーバル「誰か思いついた子!」


かばん「サーバルちゃんは何かないの?」


サーバル「え!? かばんちゃん何言いだすの?」


フェネック「でもさー、サーバルが言い出したんだから、ここはサーバルからじゃないのー?」


サーバル「ひどいよぉ」


かばん「ぼ、ぼくは……サーバルちゃんのおはなしを最初にき・き・た・い・な♡」


フェネック・アライグマ「ぶっ」


サーバル「今一瞬かばんちゃんの後ろになにか見えたような……w」


かばん「え、何もないよーw」


フェネック「ちゅんちゅんって鳴き声が聞こえたような……w」


アライグマ「かばんは小鳥のフレンズだったのだ……?w」


サーバル・フェネック「www」


かばん「ぼく小鳥のフレンズだったの?w」


フェネック「すごいねー、第一話なのにもう解決しちゃったねー」


サーバル「図書館に行く必要なくなっちゃったよー!」


かばん「違うよぉ! ぼく小鳥のフレンズじゃないから!」


アライグマ「サーバル! そんなことより早く新しいごっこ遊びを考えるのだ!」


サーバル「そ、そうだったよー! えーっとぉ……! そのぉ……!」


サーバル「か……狩りごっこは狩りごっこなんだけど……新しいルールを付けるっていうのは……?」


フェネック「例えばー?」


サーバル「追いかけられる側がー……追いかける側より高い所にいたら捕まえちゃダメとかー、緑色の何かに触ってる子は捕まえられないとかー……」


かばん「それってもうあるんじゃ……w」


アライグマ「高鬼と色鬼なのだ!」


サーバル「た、たかおにってなーにー!? いろおにってなにかなー!」


かばん「あ、そういう世界観なのこれw」


アライグマ「あ、アライさんも高鬼とか色鬼とかホントは知らないのだ!w アライさんはなにいっているのだ、アハハ」


フェネック「っていうかー、結局狩りごっこだよねそれ」


サーバル「あっ、そっかーw」


かばん「ひどいよサーバルちゃん、狩りごっこ苦手だって言ってるのにぃ」


サーバル「ごめんね! ……フェネックは何かある?」


アライグマ「サーバルごまかしたのだー!」


フェネック「そだねー、サバンナって草がたくさん生えてるよねー」


かばん・サーバル・アライグマ「うん」


フェネック「それを食べる」


かばん・サーバル・アライグマ「?」


フェネック「草食動物ごっこ」


かばん・サーバル・アライグマ「ぶっ」


かばん「それ楽しいのかなー……」


フェネック「かばんさんはー、楽しくなーいー?」


かばん「そこら辺に生えてる草を食べるのはちょっとぉ……」


サーバル「おいしくないよ!」


フェネック「サーバルは肉食だからさー、たまには草食動物の気持ちになってみてもいいんじゃなーいー?」


サーバル「えー」


アライグマ「その点、アライさんは元々何でも食べられるから関係ないのだ」


フェネック「じゃあアライさんは食べられるよねーこの草」(草を差し出す)


アライグマ「やめるのだフェネック!」


フェネック「じゃあー、次はアライさんの番だよー」


アライグマ「よぉーし……アライさんにお任せなのだー……!」


アライグマ「おのれかばん! ここで会ったが百年目! 今こそきっちり借りを返させてもらうのだ!」(刀を構えるポーズ)


アライグマ「借りを返す……借り、ごっこなのだ!」


かばん・サーバル「あ、あー……」


フェネック「……アライさーん、またやってしまったねー」


アライグマ「なんなのだ! いつもやってしまっているみたいに言わないでほしいのだぁ!」


サーバル「かばんちゃんは、なにか思いつく?」


かばん「うーん……例えば、みんなの前で歌って踊る、ってのはどうかな……? 楽しそうだと思うんだけど……」


アライグマ「やっぱり小鳥のフレンズなのだ?」


かばん「ち、違うってばぁ!」


サーバル「けものフレンズ、今日で最終回かな!」



―続きません―



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てさぐれ!けもの ゆーあ @harem_girai

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