第6話 言いたいこと

放課後 2年A組教室

とうとう学校が終わって先生が職員室へ行ってしまった...行かないでくれ...先生


琉稀「おい、稲川」


友美「はい...」


琉稀「ちょっと来い」


友美「はい...」

────────────────────

特別教室


優美「おっ!来た来たー」


日美「来ましたか、ストレス発散道具」


ストレス発散道具...そんなズバッと言わなくても...


琉稀「稲川友美、お前はhumanからslaveに降格だ」


はい、分かってました

分かりきってました


祐也「slaveになったら何されるか分かる?」


友美「殴られる、蹴られる」


琉稀「そ、正解...っっ」


ドスッ


友美「ゲホッ......」


お腹に殴られた...めっちゃ痛い


優美「アタシもやるー」


ゴスッ


今度は蹴られた...その反応で私は倒れた


ゴスゴスッ


みんなが私を蹴ってくる


友美「ケホッケホッ...」


やばい気失いそう...


こんなに蹴られたのは人生で初めてだ


琉稀「今なら謝っても許してやるぞ」


友美「え...?」


琉稀「今、謝ったらこれぐらいにしといてやる」


謝ったほうが...でも私のプライドが...


友美「......」


優美「何をそんなにためらうのさ、あやまったらもうこんなことされないんだよ?」


友美「......謝らない」


祐也「何で意地を張るのー?」


友美「意地なんか張ってない。そもそも私が謝る意味が分からない、私はただ廊下でやられると迷惑だからって言っただけ。それなのに謝れとかおかしくない?んで、謝らなかったら殴るとか小学生かっ!

そもそもruler 支配者って何?なんでそんな変なのつくったわけ?意味わかんない」


私は言いたいことを全部言った


琉稀「...まだ、rulerの恐ろしさを分かりきってないようだな」


祐也「そだね」


優美「謝らない それでいい?」


友美「うん」


日美「謝ればいいものを...」


私は何も間違ってない


友美「私は負けない、あんたらになんか絶対っ負けないっ絶対に謝らないっ」


もう戻れない


もう迷わない



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