第5話 言う覚悟

次の日 稲川家


......ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙今日という日が来て欲しくなかった...でも来てしまった......


友美「お母さん」


友美の母「なに?」


友美「今日学校休んでいい?」


友美の母「どこか具合悪いの?」


友美「別にどこも」


友美の母「じゃあ行きなさいよ」


友美「でも...」


友美の母「でも...じゃない!行きなさいっ!」


友美「はい...」

────────────────────

美阪中学校


学校に着いてしまった......


菜花「友美っ!」


友美「菜花っ!」


菜花「おはよう」


友美「おはよ...」


菜花「大丈夫...?」


友美「大丈夫じゃない」


菜花「だよね」


友美「とりあえず教室行こうか...」


菜花「うん」

────────────────────

廊下


菜花「あれ?2年A組の前に人だかりが...」


友美「そうだね...」


生徒1「ね...来たよ」


生徒2「よく来れたよね、尊敬しちゃうわ」


...私だって休みたかったよっ!!でも、お母さんが行けっていうんだもん!


んで、2年A組教室では何が起こってるんだ?


チラッ


教室の中にrulerの人たちがいる...


祐也「あっ来たよ」


琉稀「おい、稲川 中に入れ」


...やっぱり私か...

────────────────────

2年A組教室


友美「はい...」


琉稀「あやまれ」


友美「.........はい?」


琉稀「あやまったら昨日のことは許してやる」


優美「琉稀ったら優しーっ」


祐也「いつもならあやまったら許すなんて言わないからね」


隼人「....................あやまったら?」


.........私昨日なんか変な事言ったっけ?廊下で遊んでたら邪魔だからって言っただけなんだけど...どちらかと言ったらそちらがあやまるべきだと...


まあ一応あやまっとくか


友美「......ごめんなさい」


琉稀「それであやまったつもりか?」


友美「...え?」


琉稀「土下座しろ」


は?なんで土下座しなきゃいけないの?私そんなに悪いことした?


琉稀「ほら、早くしろ」


友美「......出来ない」


琉稀「は?」


友美「土下座は出来ない」


琉稀「なんで?」


友美「私は悪い事をしたとは思ってないから」


祐也「ふーん」


優美「でも、あやまらないとどうなるか知ってるー?」


友美「知ってる、でもここであやまったら絶対私後悔するから」


日美「プライドとか無いの?」


友美「あるよ、間違ったこと言ってないのに土下座とかはしたくない

それが私のプライド」


隼人「......」


琉稀「どうなっても知らないからな」


友美「......望むところだ」


キーンコーンカーンコーン


祐也「チャイム鳴ったねー」


優美「んじゃ、教室帰るわ」


日美「私も」


隼人「......じゃ」


と、言い花咲さんと宮坂さんと松坂は教室から出てった。


菜花「友美...」


友美「菜花...」


?「稲川さん」


友美「はい」


この子は確か矢口瑠留(やぐち るる)さん


瑠留「かっこよかったよ」


友美「え」


瑠留「rulerの人たちにあんなこと...覚悟ないと言えないことだからさ」


友美「あー」


瑠留「だから、かっこよかった」


友美「...ありがと...」


かっこよかった か...

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る