甘い蜜
僕は甘い蜜が吸いたい
甘くてとろけるような蜜だ
蜜が滑らかに舌の上をすべって
喉の奥に落ちていくとき
切なく歪む、君の顔が見たい
僕は全部知り尽くしながら
その蜜を舐め尽くすんだ
君が滴らせる、その蜜は
僕の躰を蝕んでいく
もっとその蜜を僕に寄越しな
これっぽっちの罪悪感も抱かなくていいから
その蜜を
「アイシテル」
そう、それでいい
本当のことなんか、言わなくていいんだ
僕が君から欲しいのは
嘘、という名の甘い蜜
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます