第12話 ワタシノシアワセ
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*
茉優と話し、決別してから一週間が経過しようとしていた。元の学校のクラスメイトから聞いた話だが、あの後、茉優は不登校になったらしい。そのクラスメイトも細かいことは聞かされていないのか、やきもきした気持ちを抱え込んでいるようだった。クラスの数人が彼女の家を訪れたらしいが、まだ傷ついているからもうちょっと待って、と母親に門前払いを食らったという。何とか粘って聞き出した話によると、誰とも話せなくなり、所謂(いわゆる)人間不信に陥っているという。
里奈にそのことを話すと、彼女は何とも言えぬ微妙な表情を浮かべた。
「仕方ないよ。茉優は私の忠告を聞かなかった。ただそれだけ、ってことだよ」
私の予想は的中したが、正直な話、ここまでの結果になるとは思っていなかった。だが、後悔などは一切していない。今回の件に至っては、私は何もしていないに等しい。彼女が自分の判断によって勝手に傷つき、勝手に変わってしまっただけだ。言い訳のように聞こえるが、二つとも私にとっては事実だった。
「里奈……まだ続けられる自信、ある? 次はもっと過酷なものになると思うけど……」
次は錦戸祐への復讐。私はこれを果たせられれば、あとはどうなってもいいと考えている。場合によっては武器の行使もあり得るだろう。
「それって…………ううん、あたしは最後まで付き合うよ。頑張る」
一瞬、顔の色が翳ったが、里奈はすぐに元の状態に戻ってくれた。次に行うかもしれないことは、きっと彼女もわかっている。それを想像すれば、心に反して正直な身体は震えだす。それは里奈だけでなく、私も同様だ。悟られぬよう、制服のポケットに両手をつっこみ、暖をとる振りをして抑え込む。
「……香織、バレバレだよ」
そんな私を見て里奈は笑った。メガネが白く曇る。その曇り度合いで彼女がどれだけ笑っているかが、最近の私には理解できるようになった。
「里奈だって」
笑いで誤魔化そうとしている里奈を見ていると、私にも伝播した笑みが漏れる。周りを行く生徒たちが、時折視線をこちらに寄越すが、特に気にはしない。私たちは私たちの世界に閉じこもっていればいいのだ。
「次の話だけど、今日の放課後、時間ある? あるなら私の家で――」
今日は金曜日。明後日にでも再びあちらに戻り、二回目であり、最後である私たちの物語を轟かせたい。
「……じゃあ、計画した通りにね。里奈、心の準備は大丈夫?」
日曜日の駅前は、だいぶ混み合っていた。まだ数回しか往復していないが、改めてこちらに来るたび、その差には驚かされている。田舎ではないんだなぁ、と噪音に耳を悩ませながら思う。どんよりと重い空は果てしなく厚い層を広げており、道を行く人も時折空を見上げながらスマホの液晶とにらめっこをしていた。
「う、うん。あたしは、大丈夫……」
私たちがそれぞれ持っている小さなカバンの中には、「護身用」の刃物が入っている。もし襲われるようなことがあれば、これで臨戦する。もちろん、奪われれば私たちにも命の危険が及ぶことになる。だが、それを考慮できるほど、私は大人ではないようだ。
「……? おーい香織ー? 早く行くよー!」
自らを鼓舞して、勇んで歩き出していた里奈が止まっていた私を呼ぶ。私は軽く応えて追いつく。
「どうしたの香織。あんなにやる気だったのに、そんなに黙っちゃって」
俯いている私の顔の前に里奈のメガネが現れる。彼女の顔から距離をとるように大きくのけぞった私を見て、さらに里奈の表情は色濃いものになった。
「あー、うん。ありがとう、心配してくれて」
「それはいいんだけど……。何かあるなら言って。ここまで来たんだから、もう隠しごとは無しにしようよ」
それは何を意味しているのだろう……。彼女もまた、全てを捧げるつもりでここに来てくれているのかもしれない。私ごときにそこまでしてくれる友人がいることに大きな感謝を覚えると同時に、だからこそ込み上げる申し訳なさが私の矮小な存在への変貌を加速させる。
「…………ごめん、里奈」
え? と里奈は目を丸くして答える。
「……さっき、ちょっと考えたんだ。もしかしたら、命を落とす結果になるかもしれない、って。私が死ぬ分にはもう構わないんだけど、無関係な里奈をそこにまで巻き込んでしまうのは本当に申し訳なくって。……どんな顔を向けたらいいのか、わからなくなっちゃったんだ……。…………ねぇ、里奈! 里奈は本当に後悔してない!? 今ならまだ止められる! 被害は私だけで済む! ……事の発端の私がこんなこと言うのは本当に最低だってわかってる。でも里奈の人生を壊したくないの! ……不幸になるのは私だけで十分なの……。里奈はきちんと愛してくれる素敵な人を見つけて、幸せになって欲しい……。私の、分まで……」
泣き崩れそうになる私を里奈はじっと見つめていた。ここが人通りの少ない場所で良かったと思う。もう少し歩けば、住宅街――彼の家がある場所となっていた。
「香織…………。まったくもう……」
そんな私を見ても、里奈はなぜか笑っていた。手を伸ばして、私の頭に触れる。二、三度、私の髪を梳(す)くように撫でてくれた。
「命の危険なんてこと……そんなの、護身具を用意して、って言われた時点でわかってたよ。何なら、復讐を始めたあたりから、もう知ってた。今更すぎるって、香織さん」
軽い口調で里奈は言った。尚もそれは続く。
「香織は自分の事、最低な人間だって言ったけど、あたしはそうは思ってないよ。出会ってからまだ時は浅いけど、そんな中でも水川里奈として一人の楠山香織を見てきた。……香織はめっちゃ良い子だよ。あたしからすればもう最高! 一緒に行動していて、こんな時にでも楽しいって思っちゃうんだもん」
一呼吸置いて里奈は続ける。
「香織には誰かを幸せに出来る力がたっくさんあると、あたしは信じてる。前の学校でのことはあたしは知らないけど、少なくともこっちでの学校生活の中で、香織と話してて嫌そうな顔してる人は全然いなかったし、寧ろみんな話したがってた。これってすごいことだとあたしは思うんだよ」
「そんなの……本人を前にして出せるわけないじゃん、嫌だなんて……。内心では……」
「疑り深いなぁ……。じゃあとっておきを言ったげるよ。正直、これは言わない方がいいと思ってたんだけど」
くすりと少し小悪魔っぽい笑顔を浮かべ、里奈は続ける。
「香織を好き、って言ってる男子、結構いるよ」
「……え?」
「香織を恋愛対象として見てる、ってこと。四人ほどいたかなー? 女子の中にも『嫁に欲しい!』って言ってる子、いたよ。これは信じてほしいな」
少し顔の端に笑みは浮かんでいるが、それは嘲るものや、反応を楽しんでいる類のものではない。気づかない私に対する、呆れの笑みのように映った。
「どう? 信じてくれる? 針千本呑んでもいいよ?」
小首を傾げて、快活な笑みを浮かべる。
「…………女子のそれは……冗談でしょ」
里奈の言葉を受け入れるしか私に用意された選択肢はなかった。彼女を疑う要素など、言葉の中には存在していなかった。
「あたしのこと、信じてくれる?」
頷くよりも早く私は歩き出した。その間際に笑顔を送ると、里奈はたたっと走って追いついてきてくれた。
最後にはまた笑えたらいい。どんな結末に至ろうと、笑顔と共に私が目指した幸せの意味がそこにあれば、心置きなく悪しき存在になれる気がした。
今日の舞台は前回の公園とは異なる。そこからさらに三十分ほど歩いた先に、小さな空き地があった。いくら田舎よりは賑わっているとはいっても、中心部から少し離れれば、人気(ひとけ)は疎らになり、木々も数多に確認できるようになる。そこですべてを終わらせることにした。何かあった際にも誰かに見られる可能性は低い。何かを隠すのにも最適であった。
「……ふぅ……」
里奈には、祐をここまで連れてくる役目を担ってもらった。私が行くと間違いなく警戒される。下手をすれば、その場で茉優と同じ末路を迎えてしまう可能性もあった。だから初対面の里奈にそれを頼み、話があるとか適当なことを言って連れてきてほしいと言ってある。祐は良くも悪くも優しい男だ。里奈もなかなかのルックスを持っているので、そんな子の頼みとあれば、ゴキブリのようにホイホイとついてくるだろう。
私は冷たい空気をいまいちど深く吸い込み、長い時間をかけて吐き出した。体の中が清涼感に包まれ、穢れが解き放たれていく気がする。それでも残しておかなければならないものは、きちんと心の中に仕舞っておいた。
「私……好かれてるんだ」
彼と付き合い始めた時から、それは分かっていたつもりだ。それは嘘の愛情であり、限りなく虚構であったが、先ほど里奈から聞かされた話の中で、それを事実として受け入れることに何の反発も湧かなかった。クラスの人たちは優しい態度で私に接してくれ、右も左もわからない私を暖かく明るい場所へと導いてくれた。そして彼、彼女らは私を好いてくれているという。
「……ちょっと、幸せかも」
いや、ちょっとどころではない。私の心はそれを否定している。
クラスの男子には申し訳ないが、たとえ誰から告白されたとしても、その想いに私が応えることはないだろう。愛情も、きちんと相手を見つめ、相手を理解しようとし、段階を踏んで関係を深めていくならば、きっと誰もが理想に描く二人となる。私には――少なくとも、今の私には――それができそうになかった。だから私は、友達になろう、もしくは友達でいようと答える。それが最も美しく、守らなければならない関係だと私は里奈の言葉と、みんなの気持ちを知って感じた。
とはいっても、そんな未来は訪れないだろうが。
もし遠く離れてしまっても、私がみんなの友人、そうでなくてもクラスメイトであったという記憶は残しておいてほしい。私の我儘を聞いてくれる人は果して何人ほどいるだろうか。少し悲しい結末を想像して、私は嘲笑した。
乾いた笑みは冷たい風に乗って吹き過ぎていく。周囲に人がいないこと、人の視線がないことを確認してから、小さな果物ナイフを取り出し、ポケットに深く入れた。存在に気づかれないように、鞘で包まれた部分を軽く握りしめる。
もう少し友達としてみんなと過ごしたかったな……。そう思いながら、私はもう一度、深く、深く両手をポケットに突っ込んだ。
『もうすぐ着くよ』
里奈からのメッセージを受け取る。数分程で二人が姿を現した。
「……っ、香織」
彼は私を見るなり、不思議そうな表情を見せた。背後で笑む里奈と私とを交互に見比べながら、困ったように横髪を掻いていた。
「里奈……、知り合いなの?」
出会ってまだ一時間も経ってないのに名前で呼び捨てか……。その他人に対する軽視の度合いに辟易しながら、私はまっすぐに彼を見つめる。
「……アナタが想像している通り、私たちは知り合い……いや、友達だよ」
確認するように里奈に視線を向ける祐に、「早く行って」と、里奈は一転した鋭い声を飛ばす。彼女のポケットから少しだけ見える右手には、至る所で見かけるカッターナイフの姿が見えた。声とその存在に気圧(けお)されたのか、素直に彼は私の前までやってきた。
「……茉優がどうなったかは、知ってるよね?」
「……当たり前だ」
前言撤回だ。彼が怯えている様子はほとんどなかった。刃物を見せられれば誰だって多少は萎縮するだろうが、持っているのはあくまで中学生。しかも女子だ。刃物に怯えているのであって、私たちには一切恐怖の気持ちは持っていない。彼の態度がそう語っていた。
「アイツとちょっと遊んだだけだよ。別に怪しいことはしてないんだがな。好きあう者同士なら絶対にやることを遊びで教えてやっただけなのに。アイツはすぐにダウンしちゃったよ」
けたけたと笑いながら言う。予想した通り、反省や後悔の色は全くうかがえなかった。
「何で茉優に近づいたの? アナタから近づいたんでしょ?」
私の問いに、彼は心外だと言いたげな表情を浮かべる。
「いーや、それは間違ってる。アイツの方から俺に近づいてきたんだ。バレンタインの数日前に塾で出会ってな。……あぁ、そうそう、お前の時みたいに」
「……信じられないよ。どうせ離れてしまった私のことなんて使えなくなった道具みたいに思ってたんでしょ? 欲望の捌(は)け口を失ってしまったから、新しい人に乗り換えようとしたんでしょ?」
そう思われていたのなら、とても悲しいことだと思う。私にはもう無縁の思いだが。
「ははっ、とんだ言いがかりだな。さっき俺が言ったことに嘘はないよ。茉優から近づき、茉優から告白してきた。俺はそれを呑んでやっただけだ。…………かわいそうだからな」
「……かわいそう……?」
何を言っているんだろう、と訳が分からなくなった。彼が異国の存在に見えた。恋情に憐れむ気持ちを介入させる必要があるのだろうか。
「あぁ、かわいそう、だ。俺に振られるとその子は落ち込むだろ? 昔からその風景はずっと見てきたんだよ。自分で言うのも変な話だが、俺は結構なイケメンだ。近寄ってくる女も中学校の時からたくさんいたよ。中二の時、その中の一人と俺は付き合ったんだがな、そのことを知ってもなお、告白してくる奴がいた。俺はその全員を断っていた。まぁ、当然の話だわな。浮気をするのは良くないことだ。ちゃーんとわかってた」
二人の存在など視界に入れていないように、楽しそうに彼は話す。吐き気がしそうな内容だった。
「でもな、一年とせずにその女と別れることになったんだよ。俺の何が悪かったんだか、今でもさっぱりわからない。それをチャンスと思ったか、呼び出される頻度は圧倒的に増えた。一時的だったがな。別れてから一か月ほど経った頃、急に俺の悪いうわさが流れだした。いつも暴力を振るっているだの、特殊性癖の持ち主だの、挙句の果てに身体を穢されたなんて奴まで出てきてな。初めは誰もが冗談として聞き流していたが、別れた女が泣いて訴えだしてから、冗談といった雰囲気はなくなった。その後はずっと腫れ物扱いされたよ。ほとんど誰とも話すことなく中学時代を終えた」
はぁ、と彼は息を吐く。
「……なかなかにハードな過去だね」
そうだろ? となぜか得意げに彼は笑った。
「高校は誰も知り合いのいない場所に行った。そこで俺はまた、もてる男としてデビューし直した。普通に彼女も作った。……そんな最中に、お前と出会ったんだよ、香織」
「……それじゃ、私と出会った時には、同時に付き合ってる人がいた、ってこと?」
「あぁ、そうだ」
告げられても、特にショックは受けなかった。もはやそれを、ありそうな事実として受け入れている自分が少し悲しかった。
「お前から想いを告げられて真っ先に思ったのは、俺を絶望のどん底に叩き落した女と同じ年齢だ、ってことだったよ。俺はあの女に復讐してやろうと思いながらも、結局実行はできなかった。だったら、代わりにこいつを痛めつけてやろうと考えたんだよ。……懐かしいな、あのころ。初めて話した時は、純粋にお前を可愛い子だと思ったよ」
どうも、そこに嘘はないようだった。だが、恥ずかしく思ったり顔が熱くなったりすることはない。少し前の私なら喜びのあまり抱き着いていたんだろうな。
「それでも、可愛いと思わなかったら、お前はただの憎い女の生まれ変わりだ。見るたびに悔しさと怒りが込み上げてきたよ。堪えるのは大変だった。きちんと信頼関係を持たないと不自然だからな。それでお前と過ごしたくない時間を過ごし、突き放す時をずっと待っていた。そこに、アイツが……茉優が現れたというわけだ。……ここまで言えば分かるよな。これが全部だよ。どうだ? まだ疑うか?」
歯を見せ、彼は笑っている。カチ、カチ、とカッターナイフの刃を出す里奈におどけながら、私を見る。
私も少し笑った。同情などはしない。只々、憐れだと思った。多くの女子の想いを残酷に捨て去る男に、存在する価値はない。
その私の笑みを答えと受け取ったか、彼はまた不敵に笑った。自分のこの先など全く臆していない様子だった。
「それで? 俺を殺すのか? お前も何か持ってんだろ、こいつみたいに」
里奈を親指で指す。私は無言でナイフを取り出す。
「いいよー、殺しても。どっちが最終的に苦しむことになるか、それをちゃんと分かってるんならな。俺はこの世に未練など無い。むしろこんな汚い世界とは早くおさらばしたいぐらいだ。……ほら! 早く刺せよ! なぁ!!」
両手を大きく広げ、胸を見せつける。筋肉の盛り上がりが厚着の上からも確認できた。
ナイフの柄の部分をぎゅっと握りしめ、私も覚悟しようとしたとき、不意に目の前を何かがよぎった。白く大きなソレは、ふわふわと塵のように漂っている。
「……雪……」
地面に到着してもすぐに消えることなく、しばらく残っていた。雪は秒ごとに量を増し、私たちの足元に、頭上に積もっていく。
――香織、早く。
口だけ動かして里奈がそう告げてくる。顔に当たる度に、突き刺す痛みが伝わる。これほどの痛みなど、大したことはない。
一歩ずつ、彼に近づく。彼は不動だった。刃先を向けても、たじろぐことなど全くなかった。
「……いいんだね?」
「もちろん」
「……これが復讐なのかわかんないけど、アナタが生きてたら、確実にまた不幸になる女の子が出てくる。ここでそれは絶たれるよ」
思いっきり突き刺した。彼の筋肉はとても固かった。呻き声が耳元で聞こえる。少し辛かったが、力を弱めることはない。やがて彼の抗う動きもなくなり、かろうじて息が残っているのみの状態となった。私は力を抜き、彼を地面に横たえる。
「……アナタに騙されてた期間は……まぁ、楽しかったよ」
それだけ言い残し、私は彼から離れた。
人を殺したという実感はわかない。だが、後ろを見ればその証拠は確実にあった。
「里奈。帰ろう」
ふぶきはじめていた。紅く染められた地面に、純白の蕾は沈んでいった。
一晩中、雪は降り続けた。
翌日、テレビを見ると、彼の遺体が発見されたという報道が真っ先に飛び込んできた。私の指紋がついたナイフが残っていたため、私はすぐにでも連れて行かれるだろう。恐らく、里奈も目撃情報などから浮上し、問い質(ただ)されるに違いない。
朝食を食べながらそれを見ていた私に、一件のメッセージが届く。
『香織! 一緒に逃げよう!』
誰からなんて確認するまでもない。
私はさっさとパンを牛乳で流し込み、彼女のようにマスクをつけて外に出る。
そんなものが何の意味も無いことは分かり切っていた。
でも、少しの希望に縋りたかった。里奈のようにすれば捕まらないかもしれない。誰からも気にされることなく転がる、小石のような希望だ。
――里奈、おはよう……。
もう一度、この言葉が言えたら良かった。
私が感じる最高の幸せが発せられることは、二度として無い。
紅血の冬 新淵ノ鯱 @syachi
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